エストニアで最もエストニアらしい町、知性漂う大学都市・タルトゥを訪ねて (3/4ページ)
見た瞬間「本当に傾いてる!」と声を上げたくなるほど、はっきりと傾いています。なんとあのピサの斜塔よりも傾き加減は上を行っているとか。
このあたりは地盤が軟弱なうえに、建物の基礎に木の杭が使われているので、古い建物は多かれ少なかれ沈んでいるのだそう。
かつては薬局として使われていましたが、現在はタルトゥ美術館として公開されており、おもに20世紀のエストニア画家の作品を展示しています。建物の傾きにばかり注目が集まりがちですが、絵画の所蔵数は4000点を超え、美術館としても見ごたえ十分。
・聖ヨハネ(ヤーニ)教会

タルトゥ大学の本館にほど近いところに建つレンガ造りの大きな教会が、聖ヨハネ(ヤーニ)教会。1323年にリューベックの職人たちの手で建てられた教会で、バルト三国で最古のものとされています。
見どころは、当時北ヨーロッパでは類を見ないものだった教会の外壁と内部を飾る素焼きの塑像の数々。

残念なことに、1000以上あった塑像は度重なる戦争によって多大な被害を受けてしまいましたが、一応の修復作業が完了した現在では、再現された塑像が再び飾られています。
塔の上にものぼることができ、タルトゥ市街のパノラマが楽しめますよ。
・大聖堂(トームキリク)

「トーメの丘」と呼ばれる高台に位置する見どころのひとつが、13世紀後半に着工、15世紀に完成した大聖堂。