トランプ政権を揺さぶる「ロシアゲート疑惑」その本当のヤバさ (3/3ページ)

新刊JP

この件からいえるのは、ロシアが何らかの方法で自陣に取り込んだ(とみなすのが自然な)人間を、事実上アメリカの政権中枢に送り込めていたことだ。トランプがなぜフリンを起用したかは謎だが、これこそが「ロシア疑惑」の本当に「ヤバい」点ではないだろうか。

そして本書によると、ロシアが取り込んだアメリカ人は、フリンだけではなかったのだ。

スティール自身が「諜報は白でも黒でもない、ぼんやりとした世界」と語るように、「スティール報告」の信ぴょう性への評価は必ずしも定まったものではない(ヒラリー陣営が作らせた虚偽報告とする意見もある)。この件の報道は、トランプを守ろうとする側と糾弾する側の世論誘導の応酬の様相であり、真相を正しく認識するのはかなり難しい。

しかし、ハーディングの綿密な取材とそこで得た事実の積み上げは、「ロシア疑惑」を様々な側面から照らし出す。一読すれば、世界をざわめかせる21世紀最大のスキャンダルの構図が見えてくるはずだ。
(新刊JP編集部/山田洋介)

「トランプ政権を揺さぶる「ロシアゲート疑惑」その本当のヤバさ」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る