野村克也×江本孟紀「2018プロ野球開幕“ど真ん中大放談”」(4)村田は高知に来てくれれば… (2/2ページ)
それでも、「どうしても出たい」と出ていって、結局、使い捨てですわ。あげくの果てに、ちょうど阪神の監督やってたから、俺のところに頭下げに来たんですよ。それで獲ってやったんだけど、「監督の言うとおりでした」と。そんなの、言われんでもわかってたやろと。
江本 でも、監督のところに行くっていうのは、広澤もなかなか処世術がうまいじゃないですか。
野村 わはははは、そうかもしれんね。
江本 そこで頭を下げに行けない選手は多いですよ。
野村 いやあもう、そういう星の下に私は生まれて、ダメなのばっかりが集まってくる監督人生だね。
野村克也(のむら・かつや) プロ野球史上初の捕手三冠王にして、安打、打点、本塁打、出場試合数のいずれも歴代2位の記録を持つ。南海、ヤクルト、阪神、楽天の監督を歴任し、球界随一の知将として輝かしい成績を残した。
江本孟紀(えもと・たけのり) 70年に東映フライヤーズに入団。翌年、南海に移籍すると野村監督に才能を見いだされ活躍。プロ通算113勝で81年に引退する。92年から参議院議員を2期12年務め、現在は独立リーグ・高知ファイティングドッグス総監督。