楽しく働くにはどうすればいい? サイボウズ社長の答え (2/2ページ)
経営者が利益をどこに向けているかは、楽しく働けるかどうかに大きく関わってくるだけに、知っておきたいところだ。
■「会社は楽しくなくて当たり前」は本当か?よく「職場は遊び場じゃない。楽しくなくて当たり前だ」「仕事は給料を稼ぐため、辛くてもやるものだ」と言う人がいる。しかし、考え方を変えれば一概にそうとは言い切れない。
著者は、「得ることがうれしいもの」をすべて報酬とするならば、給料以外にも報酬はあるし、楽しく働く源泉になると述べる。
例えば、気持ちよく働ける仲間、知らなかった人と会えたり人脈が広がること、会社の設備や環境自体が心地いいということもあるだろう。
特に大きい報酬となるのは「仕事でワクワクできるかどうか」だ。
会社には、「こんな製品やサービスで、こういう人を喜ばせるぞ」という理念やビジョンがある。会社が掲げる理念やビジョンの方向性と、自分がやりたいことの方向性が重なっていれば、それがモチベーションとなり、どんな仕事をしていても楽しく働けるはずだ。
お金以外の報酬に目を向けて、自分がやりたいことを細かく分析していくことは、早いうちからやっておくといいだろう。
■「会社が楽しい」かどうかがわかるシンプルな質問著者は、会社を辞めようかどうか迷っている、どの会社に入ろうか思案している人であれば、そこで働いている人に「会社は楽しいですか?」というシンプル質問をしてみるといい、と語る。
即座に「楽しい」と答えてその理由をスラスラ言えるなら、その人は満足のいく報酬を得て働いている証拠だ。しかし、「会社は楽しむ場所じゃない」とか「うちの会社の業績はこれくらいで、こんな事業を展開しているんだ」といったことを答える人は、会社を楽しめていない可能性が高い。
その質問は、自問自答にも使えるだろう。「今の会社は楽しい?」と自分自身の心に問いかけ、「こういうところが楽しい」「こんなところにやりがいを感じる」と答えられない、もしくは、会社の業績や戦略のことしか思い浮かばないなら、自分は楽しく働けていないと言えるだろう。
もし、今は楽しくない職場でも諦める必要はない。チームを組んで楽しい会社に変えていく道もあるし、部署異動などでやりがいのある仕事に出会うこともある。
そのためには、自分にとって「楽しい仕事」とは何かを日頃から考えておくことが大切だろう。
(ライター/大村佑介)