分裂必至! 桂文枝が上方落語協会会長退任→再選「いらっしゃ〜い」 (2/2ページ)

週刊実話

文枝さんはこれまでの実績に加え、何せバックには吉本興業がいる。表立って批判する芸人なんて誰もいないんです。しかしここ数年、協会内部からは、決定事においてあまりに独断的との声が出ていたのも事実。文鹿さんの発言で文枝さんは当然、激怒。その後、周囲のとりなしで話し合いの場が実現したようですが、文枝さんの怒りは収まらなかったそうです」(演芸誌記者)

 騒動に加え、こうした内部からの批判もあってか、自ら退任の道を選んだ文枝。現時点では、その後任には笑福亭仁智の名前が上がっている。
 「文枝さんの覚えがめでたい桂春團治さんは大名跡の襲名直後、笑福亭鶴瓶さんや桂米團治さんは多忙を理由に固辞したという。そんな中で、吉本興業の仁智さんが筆頭であることは確かです。彼ならその人柄に加えて、文枝さんもアドバイザーとして動きやすい、というのがその理由です」(前出・放送作家)

 しかし一方で、周辺関係者からは、「文枝師匠がこのまま引っ込むはずがない」との声も聞こえてくる。
 上方落語協会は今後、4月末に会長候補選を実施、5月に開催される理事会を経て新会長が決定する。ただし、会長候補選は互選制のため、本人の意向にかかわらず、周囲が推す声によって文枝が選ばれる可能性がある。その場合、文枝が退任を一転、会長職を続投するという芽も出てくるという。
 「その点、文枝さんはしたたかな面もあることから、退任表明は自分の存在を今一度知らしめるためのアドバルーンの意味合いがある可能性もある。いずれにせよ、周囲に“文枝師匠! もう一期!”との声が上がれば、その気になるかもしれません」(同)

 批判の声が出ているとはいえ、文枝は協会の大功労者。歴代最長となる会長を務める中、協会を公益社団法人に変えて活性化を図り、上方悲願の『天満天神繁昌亭』開場に奔走し、一昨年に実現。仕事の少ない噺家のために各事務所と掛け合い“営業の自由”を認めさせるなど、その功績は誰もが認めるところだ。
 「若手の噺家の場合、所属事務所経由の仕事はほんのわずかで、それだけではなかなか食べていけない。そこを、事務所に断りさえ入れておけば自分で仕事を受けられるように言うてくれたんが、文枝会長なんですよ」(若手噺家)

 それでも、もし文枝が退任を翻した場合、協会はたちどころに大混乱に陥るという。
 「若手・中堅の“反文枝”の勢力が見すごすかどうか。吉本興業以外の噺家が結束して派閥を作る可能性もあります。協会の中でも独自勢力である米朝事務所も黙っていないでしょう。協会は分裂必至の状況になる」(前出・記者)

 文枝の本音としては、再選いらっしゃ〜いか!?

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