渦中の“オフィス北野”で異彩を放つキャラ〜広辞苑を制作した早稲田卒学者芸人 (2/2ページ)
『広辞苑』といえば、1955年に初版が刊行された日本語国語辞典。今年1月12日、第七版がおよそ10年ぶりに発行された。厚さは8cm。重量は3㎏。国内で製本できる最大のページ数といわれている。18年度版では、およそ約1万項目が追加。25万語ほどが収録されている。このテキスト担当として、サンキューに白羽の矢が立ったのだ。
およそ230冊もの国語辞典を所有する超マニアにして、会を主宰するほどのアニメ・漫画好きであるサンキューを、『広辞苑』版元の岩波書店の編集者がスカウト。水面下で、約3年前から編集局員として収録言語の選別、プレゼン、執筆にかかわっていた。執筆者は、およそ200人。並み居る専門作家のなかでサンキューは、「サブカルチャー」の肩書きだ。
本年度版では、得意とするボーイズラブや少年漫画、少女マンガや『ドラえもん』、動画サイト、ボカロなどの新語・人名が採用された。対して、ツンデレ、声優を意味するCV(キャラクラーボイス)は不採用となった。もちろん、彼の名はしっかりあとがきに掲載されている。お笑い業界が誇れる1行が、『広辞苑』の最新版には載っているのだ。