健康長寿県に学ぶギラギラ中高年の作られ方(1)「長寿食・さるみそ」とは? (2/2ページ)

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また、みその主原料である大豆に含まれるサポニンにはコレステロールの上昇を抑制する効果があると言われています。みそ汁を毎日飲んでいれば、それだけでガンの予防ができ、アルコールやニコチンなどを解毒する必須アミノ酸も含まれているから『みそは医者いらず』と言い伝えられているのです」(永山氏)

 ところで、山での仕事は重労働だ。それでも健康で長寿をもたらしている秘伝の健康みそがあるという。甲斐の山に伝わるもので、その名も“さるみそ”と呼ばれている。

「一種の行者食の“秘伝みそ”を教えてくれたのは100歳に近い山岳修験をされている人でした。これを口にすると、まるで若猿のように元気が出るので、山で生活をする男たちは『さるみそ』と言っている。このみそを口にすると、頭の回転が滑らかになるうえ、疲れもたまりにくくなりスタミナがつくんです」(永山氏)

 もちろん、たちどころにビンビンだろう。永山氏秘伝のレシピも掲載しておいたので、ぜひ試してほしい。

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「さるみそ」の作り方

〈材料〉生シイタケ、ニンニク、みそ、梅干し、ハチミツ、酒

1.生シイタケをごくごく細く切って、みじん切りにする。これにすりおろしたニンニクとみそ、梅干しの実、ごく少量のハチミツと酒を加えて、よく混ぜ合わせる。

2.フライパンに「1」を入れてトロ火にかけて、じっくりと練り上げたら完成。

 できあがったら、蓋付きの容器などに入れておき、食事ごとに食べる。1回の分量は梅干し1個大。夜、寝る前に、熱湯で溶かしてから飲用してもかまわない。

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「健康長寿県に学ぶギラギラ中高年の作られ方(1)「長寿食・さるみそ」とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、さるみそ週刊アサヒ芸能 2018年 4/12号永山久夫県民性長寿カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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