学校や塾の先生が提唱する学習方法、科学的にはまったく意味がないことが判明 (2/3ページ)
次いで学生に自分の学習方法(主要学習スタイル)に一致しているやり方で勉強してもらい、研究者はそれが後々まで維持されているか追跡調査した。さらに年度の終わりに、学生の成績に影響があったのかどうかも確認された。
その結果、主要学習スタイルと成績とに相関関係は認められなかった。事実、学生の67パーセントが自分に最適であるはずの方法で勉強できていなかった。
またそれぞれの主要学習スタイルに一致したやり方で勉強していた学生であっても、特に成績が優れているということはなかった。
全体としては、各自の学習スタイルにかかわらず、講義ノートを見るのが最も効果的だった。また単語帳はそこまで有効ではなかった。

・学習方法は画一化できるものではない
「視覚学習者だから憶えられません」という言い訳は葬り去るべきだというのが結論である。
研究者は「教育者や学生が学習方法に関する従来の知恵を捨てるべきである、というさらなる証拠」が得られたと述べる。
学習方法を単純化しすぎるのはおそらく問題だろう。自分の主要スタイルでないからという理由で、他の学習スタイルを試さないのなら、弱点を弁えるというよりは無視しているだけかもしれない。

・自分に最適な学習方法を探し出すのは難しい
だからと言って、学習方法の別など完全に忘れてしまえばいいというわけでもない。
いくつかの証拠によると、初心者は事例から、経験者は問題解決から学習するのだという。