“痩せすぎ”は危険がいっぱい 健康長寿に導く体重管理 (2/3ページ)

週刊実話

高齢になるにつれ消化機能が落ちやすく、『脂っぽい食事をすると胃がもたれる』というのがその証拠です。肉類や揚げ物などを避けて、ご飯、みそ汁、焼き魚を少々…。このような食事パターンは、生活習慣病の改善・予防面で考えると、『太らない』『脂肪がつかない』などから、健康に役立ちそうに見えるでしょう。それを、高齢になっても続けているうちに、どうしても低栄養でフレイル状態になってしまうのです」

 そこで、生存率が落ちる4つの指標(長寿科学振興財団調べ)を紹介しよう。
 (1)BMI値(体重㎏÷身長m×身長m)で「20」以下。例えば、身長165㎝の人は体重54㎏以下の人。
 (2)血清アルブミン値=男性=3.8g/dl以下、女性=3.9g/dl以下。
 (3)総コレステロール値=男性=156㎎/dl以下、女性=182㎎/dl以下。
 (4)ヘモクロビン値=男性=12.7g/dl以下、女性=11.6g/dl以下。

 このBMI値の判定基準は、一般的には18.5未満で「痩せ」、18.5以上25未満で「標準」、25以上30未満で「肥満」、30以上で「高度肥満」と判定される。しかし、「肥満」は平均寿命に及ぼすリスクが普通体重に比べ高いわけではない。「高度肥満」もリスクは1.26倍とはなるものの、糖尿病や血圧の患者を除いた場合、その差はほぼなくなったという。
 「つまり、太っているからといっても必ずしも短命と言うことではなく、高度肥満の場合でも同じことが言えるのです。また、これらの報告の通り、糖尿病や高血圧に関係なく、低体重は普通体重の人と比べて、平均余命に及ぼすリスクが1.8〜1.9倍と高いものでした。糖尿病や高血圧を持っていない肥満では、リスクが19%減と逆に低く、糖尿病で早死にするリスクも加体重や肥満よりも低体重の方が高いという結果になったことから、“太りすぎより痩せすぎの方が危険”なのが改めて実証されたことになります」(健康ライター)

 その昔、高所得層のグルメに多い「ぜいたく病」と考えられていた糖尿病だが、現代となってはむしろ、高所得層の方が発症率は低いと考えられている。つまり、高血圧や糖尿病を持たず、体重を保ち続けることが理想と言える。

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