今や名優に数えられる江口洋介の「パッとしなかった過去」

アサジョ

今や名優に数えられる江口洋介の「パッとしなかった過去」

 4月16日スタートの新ドラマ「ヘッドハンター」(テレビ東京系)で主演する江口洋介。このドラマは、テレビ東京が今春から新たに設けたドラマ枠「ドラマBiz」の第1弾作品だ。月曜夜10時に「働く」ことをテーマとした、大人のための本格的ビジネスドラマが今後も続くとされている。

「江口は87年に映画『湘南爆走族』で主人公・江口洋助役としてデビューしました。同映画は共演の織田裕二と清水美砂にとってもデビュー作品となりますが、主役はあくまで江口。ところがその2人のほうが江口より早くブレイクして主演を張るようになっていった。当時の江口は音楽活動も行っていましたが、伸び悩んでいたと言ってもいいでしょう。出世作となったのは93年の『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)の“あんちゃん”役。そして99年6月に森高千里と結婚する少し前、1月期放送のドラマ『救命病棟24時第1シーズン』(フジテレビ系)で孤高の天才外科医・進藤一生を演じて演技派の仲間入りをしました。同作はシリーズ化され、江口は“主演を張れる俳優”へと昇格。その後はコメディも社会派作品も演じられる俳優となり、4月9日放送の『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)では初回ゲストとして、悪徳財団会長で“日本のゴッドファーザー”の赤星を好演して話題に。連ドラの初回ゲストは潜在視聴率の高い俳優しか呼ばれませんから、江口は名優の1人になったと言えるのでは。テレ東の主演ドラマにも期待が高まります」(映画誌ライター)

 ドラマ「ヘッドハンター」では、抜群の頭脳と記憶力を持つ野心家で、異端児と呼ばれる黒澤和樹役を演じる江口。五十路を迎え円熟味を増した演技が楽しみだ。

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