人類の移住史が書き換えられるのか?8万5000年前の人類の指の化石がサウジアラビアで発見される。 (3/4ページ)

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この地域の衛星写真からは1万個もの旧湖跡が確認されているのだ。

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アル・ウスタを調査する研究者
image credit:KLINT JANULIS

・アフリカから出発した人類の移住経路

 「ヒトは繰り返しレバント(東部地中海沿岸)やアフリカの玄関口に進出してきましたが、その先でどうなったのかは分かっていません」と博士。

 レバントは森林に覆われ、冬に雨が降る地域だったが、そこから650キロ離れたアル・ウスタは草原で、夏が雨季だった。仮に古代人が一方から一方へと移住できたのであれば、非常に適応能力が高かったということになる。

 今回の発見は、アフリカから出発した初期人類の足跡を示す数多くの手がかりの1つだ。


・6万年よりも古い時期から人類は移住を開始していた?

 ホモ・サピエンスの化石は非常に古いものが各地で発見されている。例えば、ラオスのタン・パ・リン(Tam Pa Ling)からは7万年前の化石、スマトラ島のリダ・アジェール(Lida Ajer)洞窟からは6万8000年前の歯、中国の福岩洞からは8万年前の歯が発掘された。

 さらにオーストラリアでは人類の存在を示す6万5000年前の記録が見つかっている。
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