ミスター雁之助引退試合で、藤波辰爾が「お前、本田だろ!」ガッツワールド解散興行 (3/3ページ)
ミスター雁之助はプロレスを愛してます。ありがとうございました」とラストメッセージを送った。
バックステージでは「ガッツワールドっていい団体だったよな。藤波さんがガッツワールドに上がるなんて考えられないことだったでしょ?」とポロリ。引退試合については「(師匠の)ターザン後藤さんも考えたけど、藤波さんと関節技とかレスリングを見せたいなと思った」と語った。「ガッツワールドは13年間ミソクソ言われた時代から考えると、それをメゲずにずっと続けて、最後これだけのお客さん呼ぶっていうのはなかなかできないこと」と感慨深げだった。
「13年も続いた団体って今そんなにないですよ。その名前を汚さないように、今後のプロレスに精進してください」とガッツワールド解散後も現役を続ける選手にエールを送った。
ガッツ石島代表は「近日中に今後について発表をする」と試合後の会見で語っている。マスクドミステリー、大谷譲二、室田渓人はガッツと行動をともにする模様だ。ドレイク森松は大阪・京橋を拠点に活動し、翔太は海外遠征後に今後の進路を明らかにする。ガッツワールドやミスター雁之助の魂は、所属選手や参戦選手、そしてファンの胸の中で生き続けることだろう。
取材・文 / どら増田
写真 / パーラー高野