安倍「ウソつき政権」に「1日5億円」血税タレ流し(1)国会開催最少日数でコスト増 (2/2ページ)
昨年『モリカケ問題』でいったいどれだけの日数がムダになったかと思うと‥‥」
永田町関係者はこう言って憤りを隠さない。彼によると、「2000万円というのは、あくまで実際にかかった費用」とのことで、議員センセイの給与を含めると、さらにとんでもない金額に換算される。
昨年度の衆参両院の予算から「議員歳費」や「議員秘書手当」「職員基本給」「超過勤務手当」などを抜き出すと、約928億4000万円にも上る。それを国会開会日数190日で割ると、なんと1日当たり4億8863万円、つまり5億円近くもの税金が使われている計算になるのだ。先の政治部記者もあきれるばかりで、
「政界では『国会1日3億円』と言われてきましたが、この金額はさすがにひどいですね。昨年、安倍総理は、再三にわたる野党の臨時国会開会要求を3カ月も無視し、ここ20年で最少日数になりました。さもありなんというところでしょう」
「モリカケ」への追及を避けるためだとすれば、国民にとって二重に納得のできない事態である。政治評論家の有馬晴海氏はこう語る。
「この金は、単に国会を1日開催しなければ“浮く”というものではない。が、ムダ遣いのそしりを受けないためにも、私は『年中国会』にすべきという考えです。現状では、国会の期間は有限。それを『モリカケ』だけで費やすのはあまりにもムダ、税金だけでなく、時間や知恵のムダだと思います」
確かに、安倍総理をはじめとした高給取りが、年中無休で実のある議論を行っていれば、国民感情も多少は和らぐだろう。だが、「1日約5億円」の内訳をチェックするにつけ、これが憤怒せずにいられようか。