我々が異星人と遭遇できない理由に新説が提唱される。スーパーアースの重力問題(ドイツ研究) (2/2ページ)

「質量のある惑星では、宇宙飛行のコストが指数関数的に上がるだろう」とヒップケ氏は述べる。
彼は、異星人の宇宙船がスーパーアース級、あるいはそれよりも大きな重力から逃れるために必要な推進力を計算した。
仮に従来型のロケット燃料が利用されたとすると、「コストが高い」どころではなく、不可能と言っていいくらいまで大変なことになってしまう。
・重力が大きい惑星では飛び立つコストが膨大
例えば月ミッションのアポロ宇宙船のような打ち上げを行うとすると、スーパーアースからロケットが飛び立つにはおよそ40万メートルトンの燃料が必要になる。
それはギザの大ピラミッドの質量に相当し、おそらくこのコストの制約のために化学式ロケットの打ち上げは現実的な制限を受けるだろうと考えられる。
ゆえにスーパーアースからの化学式ロケット燃料による打ち上げは可能かもしれないが、現実的ではなくなる。
しかももし異星人の世界が人類のものよりさらに大きく、質量があるのだとすれば、核推進のような別の推進システムを探し求めねばならないだろう。

もちろん、そうした異星人が彼らの世界から解き放たれるためにまったく別の技術を開発する可能性だってある。
だが彼らがそれを成し遂げ、我々の視界に飛んでくるまでは、少なくとも未知との遭遇が果たせない新たな理由ができてしまったことになる。
この研究は『arXiv』に掲載された。
References:universetoday/ written by hiroching / edited by parumo