ペットを愛し介護もしていた。 関心持ったら最後、人々を魅了する縄文時代、そして縄文人 (3/3ページ)

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確かに扱う道具は変わりました。しかし人そのもののかたちは縄文の頃から何も変わってはいません。私たちは地球上に生み落とされた生き物の一端として、自然の恵みを受けずには1日も生き延びる事ができないのです。

今私たちが享受しているこの暮らしが縄文よりも明らかに優れているならば、この文明は1万年以上続くと誰もが胸を張って言えるでしょう。ですが、私たちを取り巻く現実はどうでしょうか。異常気象などが年々深刻化し、不穏なニュースばかりが耳に飛び込んできます。このような暮らしがこの先1万年続くとはどうも考えがたい毎日です。

そうしてふと歩みを止めて振り返った時に、私たち人間の本来の姿とは、四季の恵みに感謝し、生き物としてのささやかな幸福を尊ぶ「彼ら」の姿ではないかと気が付くのです。

画像:三内丸山遺跡 Wikipediaより

今さら縄文人に戻る事は出来ませんが、「縄文」の力はいつの世も私たち日本人の中に脈々と受け継がれている事を忘れないでください。日本人が日本人である限り、永遠になくならないものがここにあるのです。

参考文献:別冊太陽「縄文の力」平凡社 アイキャッチ画像:三内丸山遺跡 Wikipediaより

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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