低視聴率でもネットで話題騒然の「春ドラマ」2作品

まいじつ

IYO / PIXTA(ピクスタ)
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4月から各テレビ局で始まった春の連続ドラマ。『V6』の井ノ原快彦が主演を務めるテレビ朝日の『特捜9』が、初回と第2話併せての平均視聴率で15.7%を獲得し、まずは好スタートを切った。続いて『未解決の女 警視庁文書捜査官』が初回平均視聴率14.7%、『警視庁・捜査一課長 season3』が初回と第2話の平均視聴率12.8%と、いずれもテレビ朝日の刑事ドラマがベスト3に入るという珍しい状況だ。

「『太陽にほえろ!』や『踊る大捜査線』、『古畑任三郎』など昔から刑事ドラマは安定した人気があるのです。特に好発進した特捜9は、昨年3月に亡くなった渡瀬恒彦さんが主演した『警視庁捜査一課9係』の続編という形なので、古くからのファンが楽しみにしていたこともあり、それがそのまま視聴率に表れました。もっとも高視聴率ならば面白いという図式は必ずしも成り立ちません。実は視聴率は低くても、なかなか面白いドラマもあるのです」(エンタメ誌記者)

評判の高い「低視聴率」ドラマは?

視聴率こそ振るわないが、インターネット上で《こんなに引き込まれたドラマは初めて》などと評判なのが、フジテレビ系列で放送されている『シグナル 長期未解決事件捜査班』だ。平均視聴率こそ8.4%とふた桁ではないものの、これは関東地区だけの数字で、関西ではなんと同14.3%を獲得している。

「シグナルは、2016年に韓国で爆発的にヒットしたヒューマンドラマ『シグナル』のリメイク版です。主演を坂口健太郎が務め、北村一輝の演じる“過去を生きる刑事”と謎の無線機を通じて未解決事件を解き明かそうとするストーリー。役者陣のシリアスな演技や、緊張感と迫力のある画作りで、総じてかなり質の高いドラマと言えるでしょう。関西テレビの制作なので、関西でかなり人気が高いのですが、今後は放送回を重ねるごとに関東でも人気に火がつく可能性が高いでしょう」(同・記者)

また、『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)も、初回平均視聴率7.4%といまいちなスタートだったが、『嵐』の松本潤と井上真央が出演して人気を博した『花より男子』シリーズの新章だけに、今後“ホログラム松潤”の再登場を期待するファンによって、視聴率が上昇していく可能性も高い。

ドラマの面白さを計るバロメーターとして“視聴率”はひとつの指針にはなるが、低視聴率でも面白いドラマはたくさんある。春ドラマのクールはまだまだ始まったばかり。自分にあったドラマを探してみるのもいいかもしれない。

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