今後10年内に致死率を高めた疫病によって6ヶ月で3000万人の犠牲者が出るとビル・ゲイツが警告 (2/3ページ)
・6ヶ月で3000万人が犠牲になる可能性も
ゲイツ氏が紹介した疾病モデリング研究所(Institute for Disease Modelling)によるシミュレーションでは、1918年に大流行し5000万人が命を落としたスペイン風邪のような新しいインフルエンザが今登場すれば、6ヶ月で3000万人が犠牲になる可能性が非常に高いと示していた。
そして次に人類を奇襲するものは、SARSやMERSウイルスが流行した時のように、アウトブレイクが始まって初めて目にするものである可能性が高い。
Simulation: Global Flu Pandemic
グローバル・インフルエンザ・パンデミックシミュレーション
もし今この瞬間3000万人を殺せる兵器が作られていると世界の政府に伝えれば、彼らはその備えに危機意識を持つことだろう。
ところが「生物学的な脅威の場合、危機感が欠けています。世界は戦争への備えと同じくらい、真剣にパンデミックに対する備えを進めるべきです」とゲイツ氏は話す。
・疫病パンデミックを防ぐには?
ある時、軍が天然痘の大流行に対する戦いをシミュレーションしてみたことがある。その最終スコアは、「天然痘は1、人類は0」だったという。
しかしゲイツ氏は自身が楽観主義者であることを繰り返し、私たちはきちんとその準備を行うことができると考えていると話す。
いくつかの点では、かつてよりも今の方が有利なことがある。抗生物質があり、大抵の場合、少なくとも生存率をいくらかは上げることができる。抗生物質は、インフルエンザに関連する肺炎のような二次感染の治療にも効果を発揮する。
また普遍的なインフルエンザワクチンの完成にも近づいている。