フジテレビを「TOKIO騒動」から救った四つの幸運とは? (2/2ページ)
過去番組のVTRでは映ってはいけない人をモザイク処理するケースが多いのですが、これも同様の理由です」
そして4つ目の幸運は、地デジ時代の高画質にあるという。
「実際に番組を観た方なら国分が不自然にアップで映っていたり、ゲストと共に映る長瀬が肩の位置でばっさり切られていたことに気づいたはず。これは二人の間に座る山口が映りこまないようにする苦肉の策ですが、かつてのアナログ放送時代ならこれほど大胆に拡大したら、画質が粗くなっていました。それがカメラの画質が大幅にアップした今では、映像の一部分を切り取ってアップにしても不自然さは少ないのです。細かく見れば時折、画質が落ちる場面もありましたが、多くの視聴者は気づかなかったことでしょう」(前出・番組制作会社スタッフ)
フジテレビでは次週、5月16日の放送分まで、今回と同様に「山口抜き」の形で放送する予定。現代のテレビ技術を知りたい方は、ぜひチャンネルを合わせてみてはいかがだろうか。
(白根麻子)