~カゴメ・名古屋大学 共同研究~トマトに含まれるリコピンの構造変化 (*1) (トランス体からシス体)を促進する新事実を発見 (2/4ページ)

バリュープレス

リコピンはこの活性酸素を消し去って、生活習慣病から私たちの身体を守ってくれる働きをしています。


■リコピンの体内への吸収性について

様々な研究により、リコピンは「トランス体」よりも「シス体」の方が体内に吸収されやすいことが報告されています(*3)。リコピンが体内に吸収されやすくなることで、より一層の健康効果が期待できます。


これまでの研究により、生トマトに含まれるリコピンは主に「トランス体」として存在しますが、油と一緒に加熱することで「トランス体」から「シス体」に変化することが分かっています(*4)。


またリコピンの体内への吸収を高める手法として、リコピンの構造を「トランス体」から「シス体」に変化させる以外にも、「加工・加熱(*5)」や「乳製品(*6)や油との同時摂取(*7)」が知られています。


*3 Aoki et al., Journal of Japanese Society of Shokuiku. 10(3), 163-170, (2016)

*4 Honda et al., Europ. J. of Lipid Sci. Tech. 119, 1600389, 1-9, (2017)

*5 Gärtner C. et al., Am. J. Clin. Nutr. 66(1) ,116-122, (1997)

*6 佐々木ら、果汁協会報. 580, 21-28, (2006)

*7 Brown M.J. et al., Am. J. Clin. Nutr. 80(2), 396–403, (2004)


■研究結果


【本研究の目的】

トマトに含まれる赤い色素であるリコピンは、活性酸素を消去する抗酸化作用などを有することが明らかになっています。リコピンには「トランス体」と「シス体」が存在し、様々な研究により、リコピンは「トランス体」よりも「シス体」の方が体内に吸収されやすいことが報告されています。リコピンが体内に吸収されやすくなることで、より一層の健康効果が期待できます。

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