目からレーザー照射ができるコンタクトレンズが開発される(スコットランド研究) (1/3ページ)
目力(めぢから)ってレベルをはるかに超え、目からレーザー光線が発射できる時代がすぐそこまで迫ってきている。
スコットランド、セント・アンドルーズ大学の研究者は、コンタクトレンズに貼り付けてレーザー照射ができる極薄膜を開発した。
・牛の目を使った膜のレーザーの実験
この膜は有機半導体ポリマーから作られており、厚さ200ナノメートル(約0.0002ミリメートル)と、世界最小・最軽量のレーザーデバイスになるという。
実験は牛の目を使って行われた。膜のレーザーは強い光に反応してレーザー光を放射する。研究チームは生体に害のない光量の青い光を、牛の眼球に装着した膜のレーザーに照射したところ、レーザーはその光に反応して「緑色のレーザー光」を発射した。膜のレーザーは人間に使用しても安全だという。

「古代ギリシャのプラトンは、視覚による認識が目のビームによって行われていると考えていました。つまり目から照射されるビームによって環境が確かめられると信じていたのです」と研究チームの1人、マルタ・ギャザー氏は述べている。
「プラトンの照射説はもちろん否定されていますが、ポップカルチャーや漫画の中には目からレーザーを放つヒーローが今も生きています」
・膜レーザーの有用性
この膜は別のレーザーで照らすことで、固有の”デジタルバーコード”を生成することができる。
悪と戦うなら、接眼レンズレーザーはそれほど実用的ではないかもしれないが、「柔軟かつウェアラブルなセキュリティタグ」として利用できるだろう。
バイオフォトニクスや光医学の分野での応用が考えられ、さらに爆発物の検出にも使用できるだろう。また紙幣に使い、偽札の流通を防止するといった使い途もある。