歴史偉人が遺した「“マル秘”健康」レシピ(6)チンギス・ハンが500人の妻を得た「生肉」 (2/2ページ)
やはりニンニクは古今東西、健康長寿には欠かせない食材の一つだったようで、フランス・ブルボン王朝の始祖として知られるアンリ4世の健康食もニンニクだった。そのせいか、アンリ4世の愛妾は、公式に発表されただけでも56人はいる。
性豪といえば、イギリス・プランタジネット王朝の始祖ヘンリー2世も負けてはいない。自他ともに認めるイギリス王室性豪ナンバーワンで、その一端は映画「冬のライオン」でもうかがえる。
そんな彼はシナモンをベースにしたイポクラスという“媚薬”を愛用していたが、精力のもとになったのは好物の身欠きニシンだったという。
「ニシンには脂質が多く、カルシウム、鉄、ビタミンが多く、若返りの効果があります。また精力の源となる亜鉛の含有量が群を抜き、レバーの10~20倍にもなるんです」(川田氏)
確かにヨーロッパでは「ニシンのたくさん獲れる町では医者が少ない」ということわざがあるほどだ。
どこでも、身近な食材に健康のもとがあるようである。