天才テリー伊藤対談「山中慎介」(4)山中さんは役者もいけると思います (1/2ページ)
テリー 今、35歳ですよね。政治家や落語家だったら若手中の若手だし、人生100年としたら、まだ65年も残っていますよ。今後はどうするんですか?
山中 まだ具体的には、何も決めていないんですよ。引退してから、こういった取材も含めて、いろいろと忙しくさせていただいているので、もう少し落ち着いたらちゃんと考えようかなと思っています。
テリー 僕、名案があるんですよ。もう一回リングに上がりましょうよ。
山中 ええっ!?(笑)。でも、本当にそういうボクサー、多いんですよね。ボクシングほど再起する選手が多いスポーツってないと思います。
テリー そうですよ、亀田(興毅)さんも5月に復帰するって言っていましたから。発表前に「僕、今度復帰します」ってメールが来たんですよ。この対談に来てもらった時、あれほど「もう二度とやりません。僕は殴られるのは嫌だ」って言ってたクセに(笑)。
山中 ハハハ、でも気持ちはわからなくないです。ボクシングって、ほんとに不思議なスポーツなんですよね、なぜか中毒性があるんですよ。
テリー でも、試合前は怖いでしょう?
山中 相手に対してというより、自分自身への怖さがありますね。「ちゃんと自分は動けるのか」とか。
テリー それって、実際にリングに上がってからじゃないと、わからないものなんですか?
山中 ええ、いくら練習を積んで調整しても、1ラウンドのゴングが鳴ってからじゃないとわからない部分があります。「あれ、今日はちょっと動きが硬いな」とか。だいたい1ラウンド目は硬いんですけれど、経験を積むと、冷静でいられるようになるんです。
テリー 相手との相性も、試合に大きく影響するんじゃないですか。