ドイツ・マイセン磁器の巨大絵画、ドレスデンで奇跡的に戦禍を逃れた「君主の行列」に迫る (2/2ページ)

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遠目からは普通の壁画のようですが、近づいて見ると四角いタイルの目地を確認することができ、確かに磁器なのだと納得できるはず。

誇らしげに描かれている君主たちのなかで特に注目すべきが、中央に描かれているアウグスト強王(ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世)。

ライオンのミルクを飲んで育ったというアウグスト強王は大変な怪力の持ち主で、馬の蹄鉄も素手でポキンと折ることができたという逸話が残っています。女性にもモテモテだったそうで、数々の愛人とのあいだに360人以上の子どもをもうけたとか。

「強王」と呼ばれるにふさわしい、現実離れしたエピソードをもつアウグスト強王ですが、一方では芸術と建築のパトロンとしても知られ、マイセン磁器も彼の命によってドレスデンで発明され、ドレスデン近郊のマイセンで製造されるようになったのがはじまりです。

周囲の風景と調和し、すっかり町に溶け込んでいる「君主の行列」。これだけの大作を美術館や博物館の館内ではなく、青空の下で鑑賞できるというのがまたすごい!

古都ドレスデンには、アウグスト強王の芸術への思いが今も生き続けているようです。

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