子どもが残す給食1位は野菜メニュー!対策のカギは家庭での「ベジトレ」 (1/2ページ)
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、このたび、子どもを野菜好きにするためのトレーニング=「ベジトレ」をテーマにレポート。
近年、小学校の現場で深刻な問題になっている「給食残し」問題について調査を行った。
「ベジトレ」とは?
近年、学校における給食の「残食率」の高さが問題になっているが、中でも子どもたちの多くが苦手とする「野菜」については、残食が目立つ食材であり、学校のみならず、家庭においても適切な食育が求められている。こうした中で、現在注目を集めつつあるのが、子どもを野菜好きにするためのトレーニング=「ベジトレ」というキーワード。特に、小学校入学前後の家庭における「ベジトレ」は、子どもの食事傾向、さらにはその後の人格形成にも大きな影響をおよぼすという見解もある。
約9割の教員が「給食の残食率が気になる」と回答。残食1位は「野菜メニュー」
はじめに、給食のある学校において担任・副担任を務める小学校教員300名を対象に、「給食残し」に関する調査を実施。「ご自身の学校やクラスで、給食の残食率が気になることはありますか?」と聞いたところ、86%と約9割もの教員が「ある」と回答。具体的に「学校給食において食べ残しが多い献立・食材」を質問したところ、「野菜のメニュー」が85%で最多となった。
生野菜が無理なら野菜ジュースからチャレンジ
今回、小学校入学前(3~5歳)の子どもがいる母親を対象に行った調査では、「子どもの野菜嫌い克服のために、何をすれば良いかわからない」母親も83%いるという結果が出ている。