ブルガリアのヴェリコ・タルノヴォにある宮殿跡「ツァレヴェッツの丘」の情緒あふれる風景に感動 (2/3ページ)

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現在見られる石畳の道や城壁、塔などは、1930~1981年にかけて修復されたもの。石を積み上げて造られた城壁や城門の跡が、かつての威容の片鱗を今に伝えています。

ほとんど廃墟と化していながら、それでもツァレヴェッツの丘が観光スポットとして人気を集める理由のひとつが、丘の上からの景色。ここからは、丘と川に挟まれ、起伏に富んだヴェリコ・タルノヴォの多彩な表情を見ることができるのです。

断崖に折り重なるようにして建つ古い民家、丘と丘のあいだにある箱庭のような場所に築かれた集落・・・

古都の情緒あふれる町並みと、不完全な城壁が織り成す風景がなんともいえない味わい深さを感じさせます。栄枯盛衰を感じさせる、もの悲しくも美しい光景が、人々を惹きつけてやまないのでしょう。

その存在を誇示するように丘の頂上に建っているのが、大主教区教会。1981年に再建されたもので、ツァレヴェッツの丘でほとんど唯一の完全な建物といっても過言ではありません。

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