異星人からのメッセージ解読する史上最大の民間科学プロジェクトが発足

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異星人からのメッセージ解読する史上最大の民間科学プロジェクトが発足
異星人からのメッセージ解読する史上最大の民間科学プロジェクトが発足


 いつの日か、知的生命体からのメッセージ解読にあなたも貢献できる時がくるかもしれない。

 宇宙の謎を解明するにあたって、本職の言語学者、数学者、科学者の仕事だけでは「おそらく十分ではない」と話すのは、アメリカ・オハイオ州ボーリング・グリーン州立大学の言語学者シェリ・ウェルズ=ジェンセンだ。彼女は非営利団体METIにも参加している。

 「総力戦です。受け取ったメッセージから複数の意味を明らかにするには、みんなの力が必要です」と語りかける。

・人類の集合知の重要性

 ジェンセン氏が最近行った実験は、人類の集合知の力が必要な理由を浮き彫りにする。実験では、大学生に「リンコス(Lincos)」という地球外生命が理解しやすいように設計された人工言語に変換されたいくつかの問題を出した。

 すると基礎的な数学の関数のようなシンプルなものは理解できたが、より複雑な内容になると奇怪な様相を見せた。

 例えば、円周の公式とπを若干暗号化したものを提示し、これは地球では何かと質問した。すると詩的に飛躍した解釈で「世界」や「無限」という回答があった。また中には円周を壁に見立てて「監獄」と答えた者もいた。

 これは同じ人間によって記されたメッセージだ。地球から遠く離れ、人類とは文化も歴史もまったく異なり、もしかしたら我らよりもずっと高度に進化しているかもしれない生物が考案したものならはるかに解読が難しいだろうことは疑いない。


・異星人のメッセージを世界的プロジェクトで解読

 正しい答えを導くために、大規模な民間科学プロジェクトで世界中の知恵を結集する必要があるのはこのためだ。

 批判的思考を向上させ、自然やその仕組みについて理解を進めるべく全員が勉強に励めば、その成功率は大きく上昇することだろう。

 「METIの目標の一つは、科学的識字率の問題に取り組むことです。これは私たち全員の目標として掲げるべきだと思います」とウェルズ・ジェンセン氏は言う。

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 ジェンセン氏はその結果を5月26日に開催された「国際宇宙会カンファレンス(International Space Development Conference)」で発表するつもりでいた。しかしMETIが主催する「宇宙の言語(Language in the Cosmos)」というワークショップの議長を務めた彼女は多忙を極め、そこでの発表を断念した。

 宇宙の言語では、少なくとも基本的な要素という点では、言語が宇宙で普遍的なものかもしれない可能性について考察された。
 

・この世のあらゆる言語は共通の基本構造を有している?

 著名な言語学者ノーム・チョムスキーはかつて、「もし火星人が地球を訪れたのなら、地球人が彼らの言語の方言を話していると感じるでしょう。なぜなら、この世のあらゆる言語は共通の基本構造を有しているからです」と述べたことがある。

 またMETIの代表者であり、ワークショップで論文を発表したダグ・バコッホは、「異星人が言語を持っていたら、それは我々のものと似ているだろうか?」と疑問を提起した。

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 ワークショップで発表された2本の論文(うち1本はチョムスキーが共著者)は、これについて楽観的な見方をしている。

 一方、ジェンセン氏は、人類の言語の起源についてまだよく分かっておらず、しかも1つだけのサンプルから結論を導けないことを挙げて、やや懐疑的な立場を示す(なお、クジラの言語は十分複雑かもしれず、そうだとすればサンプル数は2つになるだろうとも述べている)。

 「それが分かるとは思いませんが、おもちゃとして素晴らしい仮説です」とジェンセン氏は話している。

References:meti / mentalfloss / space/ written by hiroching / edited by parumo
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