1個ずつパラパラだと思うだろ?実はこれ、かたまりになってるんだぜ。蛇の卵がくっついている理由【ヘビ出演中】
卵といえばニワトリの鶏卵を連想する人が多いかもしれない。ニワトリは1度に1つずつ卵を産むから1つ1つが分離されているのは当たり前だ。
ではヘビの場合は?
例えばニシキヘビのメスは白い卵をいくつも産む。たくさん産んだ卵はどうなっているかというと、それぞれがくっついて塊になっているのだ。
なぜそんなふうに一塊になるのだろう?ヘビの卵を披露するユーチューバーの映像と共に、その理由についてお話しよう。
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・塊だといろいろ便利?ニシキヘビの卵
Youtubeで爬虫類などを紹介しているレリックさんは、いろいろな種類のヘビを飼育している。
彼はニシキヘビの複数の卵が塊になる利点について、野生下では母ヘビが卵を狙う捕食者から子どもたちを保護しやすくなり、迷子の卵も出さずにまとめて孵化できるから、と語っている。

image credit:youtube
・紙みたいな殻で産卵直後に粘つく卵
また、塊になる仕組みについてはアメリカのアリゾナ州立大学がこのように述べている。
たいていの人は卵と聞くと、ニワトリの卵のような殻の割れやすいものを連想するかもしれない。でも多くの爬虫類の卵の殻は柔らかく紙のような質感だ。
image credit:youtube
そして産卵直後の卵は少し湿って粘ついていて、母ヘビはそれが乾ききる前にすべての卵を寄せ集めてボールのような塊にする。
image credit:youtube
塊にされた卵は乾燥するとその形に固まる。すると母ヘビはその塊に自分の体を巻きつけ、ぎゅっと抱きしめながら温める。
殻を破って赤ちゃんが出てくるのはたいてい2ヵ月ほどで、母ヘビはその間ずっと抱卵を続ける
・体を震わせ卵を温める母親
なお抱卵中のニシキヘビの母親は、全身の筋肉を細かく震わせて体温を上げて卵を温めるという。
卵を抱くメスのミズニシキヘビ。孵化まで何も食べずに過ごす

image credit:Z. Stahlschmidt
ミズニシキヘビの赤ちゃん

image credit:M. Feldner
・中には孵化できない個体も
たいていの母親はこのようにせっせと卵の世話をする。
だが、たまに母親の抱卵放棄で赤ちゃんが孵化できなかったり、孵化の頃になっても赤ちゃんが殻を割れずに溺死することもよくあるという。
そこでレリックさん頃合いを見て殻を切り、赤ちゃんの状態を確認、問題なければそのまま栄養分に満ちた殻内に戻し、無事に育つよう管理しているようだ。
卵をチェックするレリックさんの動画(血がついているので閲覧注意)

Win Win Win
てなわけで、ニシキヘビの卵にはこんな秘密があったというわけだ。ちなみにもっと大きな塊を見たい人にはこちらをおすすめだ。
・知ってた?ニシキヘビの卵は全部くっついてて「卵塊」になっていた:カラパイア
References:boingboing / askabiologist / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

