天才テリー伊藤対談「山田ルイ53世(髭男爵)」(2)一発ギャグだって続けたほうがいい (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー アハハハ! それは確かにつらいわ。

山田 でも、確かにHGさんからも「あれは伝統芸にせなあかん」と言われたんですよ。「男爵、だんだん恥ずかしくなって、ルネッサンスの言い方、70%ぐらいになってきてるやろ。120%で言わなあかん」と。そう僕にアドバイスしたHGさんが、今はハードゲイの衣装じゃなくて、スーツを着て、普通に漫才やっているんですけど(笑)。

テリー いやいや、新しい笑いに挑戦するのもいいと思うよ。ほら、ムーディ勝山だって今、いろんなことをやってるじゃない。

山田 さすがテリーさん、一発屋の動向に詳しすぎますよ(笑)。

テリー 俺、大好きなんだよね。あと演出家だから、人気が落ちた人がどう盛り返すのか、どうすればまた人気が出るのか、いつもそんなことばっかり考えているんだよ。ダンディ坂野やヒロシだって、最近はCMで復活してきているじゃない。新しい目線で見れば、そういうチャンスをつかめるんだと思うけどね。

山田 そういえば、僕は何年か前に「爆笑 大日本アカン警察」という番組でテリーさんと共演させていただいた時、僕がガーガーどなっているのを見たテリーさんが「おもしろい! これから男爵は、キレ芸でいけばいいんだよ」とホメてくださって、それが僕の中で大きなターニングポイントになったんですよ。テリーさんみたいな、ものの見方をしてくれる人が、もっと増えてくれるといいんですけどねェ。

「天才テリー伊藤対談「山田ルイ53世(髭男爵)」(2)一発ギャグだって続けたほうがいい」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 6/7号山田ルイ53世髭男爵一発屋テリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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