AI(人工知能)をサイコパス化。MITが作り上げた恐怖のサイコパスAIは、その名も「ノーマン」(米研究) (1/3ページ)
image credit:MIT
人工知能の研究者はこれまで人類に貢献できる円満なアルゴリズムを作ろうと試みてきた。だがアメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのチームが目指したのは正反対のことだ。
研究チームは、AI(人工知能)を暴力と死のイメージにだけ晒し、サイコパスを作り上げようと試みたのだ。
AIにとってそれは恐怖の条件付けのようなもので、そうして誕生したAIは、ヒッチコックのサスペンス映画『サイコ』の主人公、ノーマン・ベイツにちなみ、「ノーマン」と名付けられた。
・ネット上にあるグロ系のイメージを延々と認識させる
ノーマンは最初は他のニューラルネットワークと変わらぬ潜在能力を持っていた。ノーマンは基本的に、AIのディープラーニング用アプリとしておなじみの画像キャプションボットだ。
データを与えると、そこに隠された類似のパターンを認識する。
MITがノーマンに与えたデータは、redditというネット掲示板にあった死や破壊など、いわゆるグロ系の画像をテーマとしたスレッドから抜粋したものだ。
ただし倫理的な観点から、死んでいる人間の写真は与えていない。ノーマンはインクブロット図に一致するスレッドのイメージキャプションを得て、それがAIの性格の個性の基礎となった。

映画「サイコ」の主人公、ノーマンは、アメリカの猟奇的殺人犯、エドゲインがモデルとなっている。