『西郷どん』、鈴木亮平「涙なしでは見られない」シーンが後半の鍵に!?

日刊大衆

『西郷どん』、鈴木亮平「涙なしでは見られない」シーンが後半の鍵に!?

 関ジャニ∞錦戸亮(33)が本格的に登場し、注目度も急上昇している大河ドラマ西郷どん』(NHK)。「寺田屋騒動」と題された6月17日の放送は、歴史上の事件がリアルに描かれ、歴史ファンもグッときたのではないだろうか。主人公である西郷吉之助役の鈴木亮平(35)も、SNSで「僕としては涙無しには観られない回になりそうです」とまで語っていた壮絶な回を振り返ってみよう。

 西郷吉之助は、国父である島津久光(青木崇高/38)の命を破り、下関から京へ上った。久光はひどく怒り、吉之助を切腹に処すことを決める。これを受け、大久保一蔵(瑛太/35)は京に行き、吉之助を叱責して刀を向ける。他の薩摩藩士たちも集まり切迫したムードになるが、吉之助はここで彼らを川に連れだし、共にうなぎ捕りをすることを提案。一同はかつて川で一緒に遊んだ昔を思い出し、うなぎを追いかけ回すのだった。その後、吉之助は捕縛され、島流しの刑に処せられることになる。一方、久光による藩内の勤王倒幕派への弾圧が進み、有馬新七(増田修一郎/37)や西郷信吾(錦戸亮)ら志士たちは、京都、伏見の寺田屋に集結。大山格之助(北村有起哉/44)らがこれを説得しようとするが、ついには刀が抜かれ、悲壮な斬り合いが始まってしまった……という展開だった。

『西郷どん』始まって以来の激しい戦闘シーンだった。これを見て思ったのが、実は“バトルシーン”こそ『西郷どん』の真骨頂では、ということ。斬り合いが始まる前のシーンではBGMがカットされ、張り詰めた緊張感を表現していた。また実際に斬り合いに参加しなかった信吾目線で描くことで、寺田屋で起きた惨劇をリアルな事件として映し出すことにも成功。これらの凝った演出は、今後の戦いのシーンでも要注目じゃないか!?

■ズバリ、『西郷どん』後半の見どころは?

 再び島流しになってしまった西郷吉之助(鈴木亮平)だが、史実ではいよいよこれから歴史の表舞台に出ていく。鳥羽、伏見の戦いで始まる戊辰戦争では新政府軍の中心人物として、そして薩摩士族VS新政府の内乱として知られる西南戦争でも反乱軍の首領となる。吉之助は、これから大きな戦争の最重要人物として、活躍していくのだ。今回、吉之助が直接には関わっていない、寺田屋騒動という事件がしっかり扱われていたことを思うと、他の事件や戦闘シーンも多数、描かれていくはずだ。

 さらに注目したいのは、ただのチャンバラごっこに終わらない見事な心理描写だ。この放送回では激しいバトルシーンの裏で、有馬新七と大山格之助、幼なじみ同士の悲しい心の対決も、見事に描かれていた。有馬役の増田修一朗も大山役の北村有起哉も、気持ちの入った全力の芝居で、間違いなく視聴者の胸を打つものだった。主役である吉之助もこれからさまざまな人と対峙し衝突していくので、戦闘シーンの裏に見える熱い心のやりとりも必見だ。豪華キャストだけがウリじゃない『西郷どん』。手に汗握るバトルシーンが物語後半の大きな見どころとなる!(半澤則吉)

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