最後の被災地訪問へ 天皇陛下「福島への想い」 (3/3ページ)

日刊大衆

奈良時代、地震や疫病が続いたときに、聖武天皇は“自分の不徳のいたすところ”と詫びる詔勅を発しています。一方、江戸時代の天明の飢饉の際には、民衆が天皇のいる京都御所を大勢で参拝する“千度参り”という現象が起こりました。これは、国民もまた天皇が国の平穏を祈り続けてきたことを知っていたからでしょう」(前出の河合氏)

 今回、現在も440人の避難者が生活する、いわき市の災害公営住宅「北好間団地」を訪れた天皇、皇后両陛下――。熱心に話を聞き、予定時間をオーバーして懇親会を終えた天皇陛下は、席から立ち上がると、最後に笑顔で、住民全員にこう言葉をかけられた。「どうぞ、これから、よい生活が送れるよう願っています。どうぞ、お元気で」

 天皇、皇后両陛下から伝えられた“福島への想い”。これこそが今、日本人が大切にするべきものではないだろうか。

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