人が悲観的になる理由。小さな問題を大きな問題としてとらえてしまう脳のメカニズム (2/3ページ)

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 つまり数が少なくなった方(この場合は青)を多く見積もってしまうのだ。あらかじめ少なくなることがわかっていてもだ。


・危険度や倫理度を見分ける実験でも少なくなった方を多く見積もる

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 さらに、危険な顔かどうかやある研究の目的が倫理的なものかどうかといった、より複雑な実験課題でも似たような結果が得られた。

 危険な顔や非倫理的な研究目的の割合が減ると、それまで危険ではない顔や倫理的な研究目的とされたものまでが、危険あるいは非倫理的と判断されるようになった。

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・人は小さい問題を大きな問題としてとらえがち

 この結果は、人が世界情勢に悲観的になる傾向について説明するかもしれない。人類は貧困削減や識字率の向上に大きな進展を見せている。

 しかし問題があまり一般的でなくなってくると、それまで小さな問題だったはずのものが、大きな問題として捉えられるようになってくるのである。

 だがこれは、もしかしたら人類が存続する上で、防衛本能的なある種の遺伝子に刻まれたメカニズムなのかもしれない。
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