サッカー日本代表・西野朗監督の「契約延長」を中国メディアが後押し

まいじつ

(C)Artem Kovalenco / Shutterstock
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サッカーのワールドカップロシア大会(W杯)で決勝トーナメントに進出、FIFAランク3位の強豪であるベルギー代表から2点のリードを奪って勝利まであと一歩という好試合を演出した日本代表の西野朗監督に、契約延長の話が出ているという。

「日本代表はベルギー戦で最後までリスクを背負って攻めの姿勢を貫きました。今後、日本のサッカーが進むべき指標を固めたと言っていいでしょう。つまり堅守速攻のサッカー。ここを起点にして日本のサッカーは発展していくのではないでしょうか」(スポーツジャーナリスト)

サッカー人気の高い中国の各メディアは、日本代表がベルギーに惜敗した試合について《これこそアジア最強のプレーだ》と絶賛し、健闘を称えた。

「コロンビア戦は、W杯でアジアの出場国が南米の出場国から初めて勝利を収めた快挙でした。それほどインパクトが残る戦いをしたのです」(同・ジャーナリスト)

中国メディアが日本代表を絶賛

中国のニュースサイト『新浪網』は《わが国のチームは日本からレッスンを受けた》と題する記事を配信。《日本の成功は偶然ではない。彼らは一貫して技術を主とするプレースタイルを磨いてきた》と評価した。インターネット上でも《アジア人がどうすれば黒人や白人の選手に対抗できるかを示してくれた》など肯定的なコメントが多く書き込まれた。

「日本が展開するサッカーは俊敏性を基本とし、早く守り、早く攻めるという前提で成り立っています。その特徴を生かして組織的なフォーメーションで早く強い相手にも対応するサッカーを確立しました。さらに、“相手の弱点をリサーチにより突いていく”というやり方を徹底し、ベルギー戦でもゴールをこじ開けました」(同・ジャーナリスト)

西野監督の実績といえば、アトランタ五輪のグループリーグでブラジル代表を破った“マイアミの奇跡”が有名だが、実は選手とよく話あうスタイルのサッカーを貫く。

「西野監督としては、ガンバ大阪を率いたときのような自分が理想とするサッカーを展開したかったはずですが、就任して早々、キャプテンの長谷部誠をはじめ、選手たちとの“対話”を重視しました。そうして、今回のW杯のようなサッカーができあがったのです」(同・ジャーナリスト)

日本代表をW杯で16強に導いた監督は今までに2人しかいなかった。日韓大会のフィリップ・トルシエ氏、南アフリカ大会の岡田武史氏。そしてここに西野監督が加わった。

「ベルギー戦は負けはしましたが、予選でコロンビアを破り、敗戦濃厚といわれたセネガルと引き分けた。ポーランド戦での負けた状態でのボール回しは非難もありましたが、4年に一度の結果を出さなければならないW杯では決勝トーナメント進出という“結果”が優先されたということです。そして、日本サッカー協会は、今後も西野監督でいくという内部調整を始めたようです。それはつまり、つぎのW杯も西野監督でいくということ。今後、この大会をベースとして日本が目指すべきサッカーを西野監督が打ち出していくでしょう」(同・ジャーナリスト)

次のW杯は2022年にカタールで行われる。

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