電通利権?「日韓大会の10倍」となったサッカーW杯放映料600億円のからくり (1/2ページ)

まいじつ

(C)rawf8 / Shutterstock
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サッカーのワールドカップロシア大会で日本代表は2大会ぶりに決勝トーナメントに進出し、ベスト16でベルギー代表と対戦した。だが、2点のリードを守り切れず、2-3で敗退し、大会を去ることとなった。

大会開始からここまでの約2週間、日本中がサッカーに熱狂していたのは間違いない。深夜にも関わらず、日本代表戦の全4試合のテレビ中継は全て高視聴率だった。しかし、今大会でも“テレビ放映料”を巡る闇が垣間見られた。ロシア大会のテレビ放映料は一体、いくらだったのだろうか。

大多数のテレビ局員は「えっ? 分からない。だって、今回も正式に発表されてないから…」と答えていた。本サイトが独自に入手した資料によれば総額600億円。2002年の日韓大会時の10倍に跳ね上がっている。

「放映料は開催数を重ねるごとに上昇をしています。今回、あまりにも高額になりすぎたので、テレビ東京が中継から下りてしまいました」(関係者)

テレビ東京はサッカーが日本でマイナー競技だった時代から試合を放送してきた功労者だ。しかし、今大会の中継から“下りた”という背景には、金銭面以外にも理由があったようだ。

日本代表戦を放送できるかは運頼み

W杯の放映権は国際サッカー連盟(FIFA)が管理しているが、日本のテレビ局がFIFAと直接交渉していたのは日韓大会まで。2006年ドイツ大会以降、交渉の窓口は大手広告代理店の電通に変わり、電通が放映料を提示してくるという。そして、前出の関係者によると、「放映料はNHKと民放5社が『ジャパンコンソーシアム』なる共同会社を設立し、放映権を持つ側と交渉します」という。放映権料が未公開となったのも、電通が仲介に入ってからだ。

「W杯放映料は毎回値上げされ、今回の600億円に対し、NHKが500億円、テレ東を除く4社が残りの100億円を等分割したようです。

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