創業はなんと江戸時代!? 脈々と受け継がれる伝統の味を提供する、超が付く老舗店はココ!

出典:食べログ
時間や社会のとらわれず、空腹に幸福を満たす「さすらいの旅人」氏が今回紹介するのは、これまで紹介した飲食店の中でも、特に歴史のある老舗の数々☆
先々週は大正時代、先週は明治時代創業という歴史でしたが、今回はなんと創業が江戸時代!
想像もつかないような長い歴史を刻む飲食店には、その歴史の厚みと同様の深い味わいがありました♪
①玉ひで

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東京メトロ日比谷線・人形町駅から徒歩1分という好立地な「玉ひで」は、1760年(宝暦10年)創業という、260年以上も続く老舗中の老舗店。
人形町で降りた事がある方は、駅近くの行列を一度は目にしたことがあるかもしれませんが、その目的はこちらのお店で誕生した元祖「親子丼」がお目当て。

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オープン時間ちょうどくらいに到着すると、1時間くらい待つ事もザラなので、できることなら開店前から待つのがおすすめ。
(「さすらいの旅人」氏は、1時間前に到着してポールポジションをゲット!)
「さすらいの旅人」氏は「"極"親子丼」(2200円)を注文しましたが、メニューはこの他に…
・親子丼:1500円
・"三昧"親子丼:1900円
・上レバ親子丼:2000円
・元祖親子昼膳:3300円
があり、最後の「元祖親子昼膳」を食べる方は、行列に並ぶ必要がないという特権付き!
(しかもこのメニューだけ、クレジットカード払いが可能)

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ちょっとした大名気分を味わいたい方は是非!
さて、肝心な親子丼の方ですが、使用している鶏肉は、何と玉ひでと東京都の畜産試験場が共同開発した東京軍鶏で、濃厚な旨さと弾力がある肉質が特徴。
胸肉は、醤油ベースのダシで煮込み、モモ肉は鰹ベースのダシで別々に煮込む手間の入れようで、昔ながらの育て方にこだわる卵を使用した、旨さだけをとことん追求した親子丼なのです。
一口食べると、旨さ・コク・歯応えの三拍子が見事に揃った、トロトロ卵のハーモニーが口の中に広がりまくります♪
炙った熟成軍鶏の「ささみ」は、とても香ばしくて柔らかく、シットリしていて、まさに極に相応しい味わい!
ちなみに、創業は江戸時代ですが、この親子丼は、明治時代に5代目が「手軽に食べられるもの」として考案されたとのこと。
老舗の看板に奢ることなく、その美味しさを追求し続ける姿にこそ、名店として営業し続けられる秘訣があるのでしょう☆

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◆玉ひで
・場所:東京都中央区日本橋人形町1-17-10
・電話番号:050-5590-6792
・営業時間:ランチ/親子丼・11:30~13:30(来店ラスト)
コース料理・11:45~14:30(並ばずに入店)
ディナー/17:30~22:00
※定休日:ホームページまたはお問い合わせください
☆このお店のより詳しいレビューを見たい方はコチラから☆
「さすらいの旅人」氏がおすすめする、江戸時代創業の都内老舗店☆
②雷門 三定

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浅草雷門のすぐ横の雷門通り沿いにある「雷門 三定」は、1837年(天保8年)創業の日本最古の天ぷら専門店。
「三」河出身の、真田「定」吉さんが創業したのが屋号の由来で、創業当時は江戸近海で獲れる小魚を屋台で提供していたそうです。
お店の位置は、雷門から10秒前後なので、雷門を目指せばまず間違いないでしょう。
それを目指した先にある極上の天丼は…
・並:1460円
・上:1820円
・特上丼:2700円
・えび特上丼:3650円
・中かき丼:2550円
※特上丼とえび特上丼は味噌汁付き
の5種類で、「さすらいの旅人」氏は「上」を注文。
着丼するやいなや、フタ付きの丼から、海老とキスのシッポがはみ出しており、わくわくしながらフタを開けると、大きな海老とキスとかき揚げが乗っかり、江戸前天丼らしい濃い色のツユがかかっています。

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三定の名物でもあるかき揚げは、芝海老・イカ・小柱などの新鮮な魚介類を、ごま油と特製油をブレンドした180度の油でカリッと揚げ、長年継ぎ足したカツオベースの秘伝のツユにくぐらせ、熱々のご飯の上に乗せます。
キスのサッパリ感、海老のプリプリ感、ツユがよく染み込んだかき揚げのトライアングルを順番に食べ進め、ご飯をかき込む…当然ながら箸は留まるところ知りません。

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江戸前天丼は、ゴマの香り高い風味と濃いめのツユが生命線だな、と改めて再確認できる逸品です☆
観光客もちらほらいますが、長きに渡り地元の方に愛され続ける、日本最古の天ぷら専門店にぜひ訪れてみてくださいね♪

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◆雷門 三定
・場所:東京都台東区浅草1-2-2
・電話番号:03-3841-3400
・営業時間:11:30~22:00
※定休日:無休
☆このお店のより詳しいレビューを見たい方はコチラから☆
「さすらいの旅人」氏がおすすめする、江戸時代創業の都内老舗店☆
③山くじら すき焼 ももんじや

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JR総武本線・両国駅の西口から徒歩5分くらいのところに位置する「山くじら すき焼 ももんじや」は、1718年(享保3年)創業の猪鍋(ししなべ)専門店。
1718年と言われても、もはやあまりピンときませんが、時代背景としては暴れん坊将軍・徳川吉宗が世を治めていた時代から約300年続いている…というから驚きです。
もはや昭和・大正創業など、老舗とは呼べないくらい、全てを超越した、これぞ超の付く老舗ではないでしょうか(笑)
こちらは夜の営業がメインで、猪鍋の他に鹿鍋・熊鍋など、ジビエが味わえる専門店で、1人前が5000円くらいするため、お酒を飲んでサイドメニューを注文したら、1人の単価が1万円前後はする高級店。
そんな高級店ですが、火曜~土曜日限定(不定期営業のため要店舗確認)で、お得なランチを提供していることは意外に知られていません。
気になるそのランチメニューですが…
・猪丼定食:1200円
・猪小鍋定食A:1350円
・猪小鍋定食B:1800円
定食は上記3種類で、猪小鍋・鹿刺身・猪すじ肉煮込み…などの単品メニューとドリンク類も用意されています。

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「さすらいの旅人」氏は「猪小鍋定食A」を注文。
メニュー名は猪小鍋定食なんですが、いわゆるすき焼き定食のお肉が牛肉ではなく猪肉…という説明が分かりやすいでしょう。
こちら、猪肉の他に焼豆腐・白滝・白ネギ・青菜が入っていて、甘辛く味付けされています。
秘伝のタレで煮込んでいる、兵庫県産の天然の猪肉は、臭みも一切なく絶品!
赤身と白い脂身が特徴の猪鍋は、その色合いから「ぼたん鍋」とも呼ばれ、猪の1番旨いバラ肉の部位をじっくり煮込んでいるので、脂身にも味が染み込み、深いコクを出しています。
定食の〆には、ご飯を少し残し計画的に残した具材をご飯の上に乗せ、猪小鍋のスープを少し多めにかければ、小さい猪丼・ツユダクを楽しむこともできますよ♪

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300年間、9代に渡り守られ、愛され続ける江戸の猪鍋は、その歴史と味わいを噛みしめる価値が存分にある、真の老舗であることは間違いないですね☆

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◆山くじら すき焼 ももんじや
・場所:東京都墨田区両国1-10-2
・電話番号:03-3631-5596
・営業時間:ランチ(火~土)/11:30~14:30
※ランチは不定期営業のため要店舗確認
ディナー/17:00~21:00
※定休日:日曜(大相撲東京場所開催中は営業)
☆このお店のより詳しいレビューを見たい方はコチラから☆
平成の時代からは遥か昔の江戸時代から営業している、これらのお店はその味を確かめるだけでなく、それほどまでに続けてきた歴史背景も気になりますよね!
ただ美味しい料理を食べる…ということ以外に、雰囲気だけでも存分に味わいがあるこれらの老舗は、ぜひとも一度は足を運んでみてほしい名店です☆
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