小泉純一郎、進次郎が再びブッ壊す! 復讐の刻迫る永田町

日刊大衆

小泉純一郎、進次郎が再びブッ壊す! 復讐の刻迫る永田町

 連日のように安倍政権の不祥事が発覚しながらも、その支持率は下がらないという異常事態の中、大物政治家親子の動静に永田町が注視している。「7月15日、小沢一郎・自由党共同代表が塾長を務める政治塾で、小泉純一郎・元総理が反原発などについて講演することになったんです。小泉氏と小沢氏はかつて、政権の座をかけて争った天敵同士だけに、永田町に激震が走りました」(全国紙政治部記者)

 小泉氏が初めて自民党総裁に選ばれた2001年、小沢氏は「口先だけの小泉内閣」などと批判していたが、今回は恩讐を乗り越え、握手を交わした格好だ。そもそも小沢氏は安倍政権打倒を目指し、野党結集を呼びかけている張本人。「安倍総理の“まともな答弁をしない”という国会対策に、野党は苦戦、モリカケ問題で安倍政権を攻めきれずにいます。そんな折、反原発を強く訴える小泉元総理から“政治塾で講演したい”という申し出があったので、小沢氏は一つ返事で快諾したというわけのようです」(野党関係者)

 2人が急接近したのは、6月の新潟県知事選。「自由党を含むオール野党が推す、反原発派の候補者(僅差で落選)を、小泉氏が激励したのがきっかけです。それを受けた共産党の志位和夫委員長は、群馬県前橋市の講演会で、原発ゼロを掲げる小泉元総理を“筋が通っている”と持ち上げました。共闘する野党には、小泉氏の人気は無視できないんでしょう」(前同)

 一方の小沢氏には、「壊し屋」の悪名の反面、かつて渡部恒三・元衆院副議長をして、「新しい党を作るときは小沢君が必要」と言わしめた「政界再編のキーマン」という顔もある。「そこに人気抜群の小泉元総理が加わり、共産党を含めた野党連合が反原発を掲げる。原発再稼働を進める安倍政権を揺さぶる思惑です」(政治部デスク)

 古巣の自民党に反旗を翻した父・純一郎氏に呼応するのが、自民党筆頭副幹事長の次男・進次郎氏だ。これまでにも自民党や安倍政権批判を繰り返してきた進次郎氏。「そもそも、秋の自民党総裁選では、ポスト安倍の最右翼の石破茂・元防衛相に投票し、台風の目になると思われます」(前同)

 これまでも若手のホープといわれてきたが、ここにきて、いよいよ本格的な動きを見せている。「これまで必ず自民党候補の応援演説に駆り出されてきた進次郎氏ですが、新潟知事選では、自公推薦候補の応援演説を拒否した、という話まで漏れ伝わっています」(同)

 6月28日には、進次郎氏が呼びかけ、超党派の勉強会『平成のうちに衆院改革実現会議』が発足。進次郎氏が事務局長に就任した。「同会議には自民党や公明党および、野党の国民民主党、日本維新の会などから100人超が参加しています。進次郎氏が若手を率いて自民党を離党したら、多くの野党議員が合流しかねない」と、自民党関係者は危機感を募らせている。その先は言わずもがなだ。

「新党作りの名人である小沢氏が父・純一郎氏と反原発を掲げ、野党連合という名の事実上の新党に進次郎一派を合流させる――。安倍政権にとって、そんな最悪のシナリオが水面下で進んでいるんです」(前同)

 かように、各方面で期待の高まる進次郎氏だが、中にはこんな厳しい声も。「近い将来に総裁選に出馬することに配慮し、進次郎氏の政権批判は当たり障りのないものばかり。基本、国民の不満を逸らすためのガス抜きで、意味のないパフォーマンスに過ぎない。結局、自民党での立場が一番大事なんでしょう」(立憲民主党関係者)

「小泉父子の乱」は張り子の虎で終わるのか、それとも永田町をブッ壊すことになるのか。お手並み拝見!

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