サッカーW杯「ベスト8」への近道は二重国籍者の発掘!?

まいじつ

(C)action sports / Shutterstock
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サッカーの元フランス代表のジネディーヌ・ジダンは、フランス領アルジェリアからパリに移住してきた移民の子だったが、ジダン同様のケースはさらに進み、複数の国籍を保有する重国籍者の存在が注目を集めている。予想を覆す成績を残したロシア代表のデニス・チェリシェフはロシアとスペインの二重国籍者だが、ロシア代表を選んだ。

「チェリシェフはグループ予選の対サウジアラビア代表戦で2ゴールを奪い、次の対エジプト代表戦でもゴールを決めていますが、5歳のときにロシア人の両親と一緒にスペインに移住し、レアルマドリードの下部組織で技を磨いたサッカー少年でした。彼はインタビューで 『自分のアイデンティティーは普段生活しているスペイン人としてのものだが、両親の母国であるロシア代表としてプレーしたかった』と答えています。また6月22日に、対セルビア代表戦でスイス代表として決勝点を決めた際のゴールパフォーマンスで、アルバニア国旗にある双頭のワシを象った仕草で物議を醸したジェルダン・シャチリも、民族としてのアイデンティティーはアルバニア人ですが、同国とコソボとスイスの重国籍者です」(サッカージャーナリスト)

テニスの大坂なおみは日米国籍

1970年代から日本で大活躍をしたラモス瑠偉選手はもともとブラジル生まれだ。しかし日本代表となるため1989年に帰化し日本国籍を取得した。過去、帰化して日本代表となった選手には呂比須ワグナー、田中マルクス闘莉王もいる。

また、サッカーではないが女子プロテニス選手の大坂なおみは、日本とアメリカの二重国籍だ。大坂は昨年2月に行われた国別対抗戦フェド杯で日本代表としてプレーした。東京五輪のときは制度上、アメリカ代表になれる可能性は残される。しかし大坂自身は「日本代表として東京五輪でプレーするのが夢」と話しており、東京五輪を日本代表として戦うことは濃厚だ。

翻ってJリーグに大坂のような重国籍を持つスーパースターがいたら…。近い将来には、そんな話題に接することもきっとあるだろう。

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