感電した飼い主を必死に助けようとした犬だったが...深い愛情で結ばれていたからこそ悲しい結末に。勇敢な犬の物語(インド)

カラパイア

感電した飼い主を必死に助けようとした犬だったが...深い愛情で結ばれていたからこそ悲しい結末に。勇敢な犬の物語(インド)
感電した飼い主を必死に助けようとした犬だったが...深い愛情で結ばれていたからこそ悲しい結末に。勇敢な犬の物語(インド)


 動物が人間を助ける話はよくある。飼い主やその家族が襲われた時に敵を追い払う、または事故や病気などで動けなくなった場合に助けを呼んでくるなど、特に犬は命がけで飼い主を助けようとする。

 そういった話は聞くだけで心がほんわかするし、犬が飼い主を救うために奮闘した話はカラパイアでもよく取り上げている。

 だけど、残念ながら常に成功するわけではないのだ。助けようとしたが上手くいかなかった例だってもちろんある。

 あらかじめ言っておくが、これからご紹介するのは、助けることができなかった、ハッピーエンドとは言えない切なくて悲しい物語である。なんとかして犬は飼い主を助けたかったのだ。

・放牧に向かう牛が倒れた

 悲劇が起こったのは、7月3日火曜日、インドのタミル・ナードゥ州マドゥライの近くにある村でのことだ。

 その日の朝午前7時30分頃、65歳のM・モックスさんは、飼っている牛を連れて放牧地へ向かった。

 と、突然に牛が倒れたのである。

 大事な牛を助けようと急いで近寄ったモックスさん。だが、そこにある危険を見落としていたのだ。

indian-cow_pixabay


・原因は風で切れた電線

 その前の晩、現場付近では中程度の雨が降り、強い風が吹いていた。

 そのため、電線が通電したまま千切れていたのである。牛はそのケーブルに接触して感電したのだ。

 そして、何より悪いことには、モックスさんも切れたケーブルに気がつかず、それを踏んで感電死してしまったのである。

electric-cables_pixabay


・飼い主を助けようとした犬も

 一緒に来ていたモックスさんの飼い犬は、一部始終を目撃した。そしてこの賢い犬は、飼い主に悪さをしたのは電気ケーブルであると見て取ったのである。

 そして、飼い主を守るべく、ケーブルをくわえて引き離そうとしたのだ。

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image credit: The Times of India

 場合によっては犬の行動は功を奏しただろう。

 だが、相手は電気が通ったケーブルだ。戦いようがあるわけもなく、犬もモックスさんの後を追うことになってしまったのである。

 村民から警察に通報がいき、警官が現場に駆けつけ、発電所からの電気の供給は停止された。だが、時は既に遅かったのだ。

 モックスさんと勇敢な飼い犬は、虹の橋のたもとで再会したことだろう。地上では、話を伝え聞いた人々が、モックスさんと犬を弔いに訪れているそうだ。

rainbow_pixabay

 日本もこれから台風の到来が多くなる季節である。切れた電線にはよくよく注意していただきたい。もし切れているのを見つけたら、触らないようにして電力会社に通報だ。

References: The Times of Indeia / Daily Mail など / written by K.Y.K. / edited by parumo
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