超過密スケジュール 金本監督は藤浪を信用できるか? (2/2ページ)

リアルライブ

営業的には申し訳ないが、20連戦以上になるのを防ぐ意味でダブルヘッダー案については阪神が折れると思う」(前出・同)
阪神内部からは「体力面はキャンプで鍛えてきたから」との声も聞かれたが、本心ではないだろう。
「強行日程のキーマンは藤浪とロサリオ。実績のある藤浪を先発ローテーションに入れ、中4日でフル回転させるしかない」(前出・同)
 ロサリオをスタメンに戻すとなった場合、目下、4番を務めている陽川とポジションが重複する。また、金本監督だが、ここまで藤浪が先発した試合を見る限り、試合序盤に救援投手に肩を作らせてきた。ノーコン病で試合をぶっ壊されるのがコワイからで、仮に藤浪が6イニング以上を投げたとしても、「救援陣は肩を作りながら待機」となり、実際の登板がなくても救援陣は体力を消耗させる試合となっていた。

「藤浪が1つでも四球を出すと、金本監督はイラッとした表情に変わります」(関係者)
 藤浪が信頼を取り戻し、長いイニングを投げてもらうしかない。
 8月は「夏の甲子園大会」のため、長期遠征となる。こちらは毎年のことであり、宿泊ホテルの快適な設備で「体力の消耗はない」というが、長期遠征の後に過密スケジュールとなれば、やはりリスクは大きい。
「雨に負けた」。終盤で失速し、優勝、クライマックスシリーズ進出を逃したとき、指揮官からそんな言い訳が出なければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)

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