まるで外骨格に覆われたような近未来的スタイルのホテル「モーフィアス」がマカオにオープン (2/4ページ)
・故人となった建築家の設計が実現
このホテルは2016年に世を去った建築家のザハ・ハディッドが最後に手がけた設計の一つでもある。
才能豊かなザハ・ハディッドの急逝は悔やまれるものの、そのデザインは彼女が設立していたザハ・ハディッド・アーキテクツ社に引き継がれ、およそ11億ドル(1208億円)もの建設費により現実のものとなった。
外骨格の外部構造は主に中国の翡翠彫刻をヒントにしており、そこに流線型の曲線を組み合わせて内と外のデザインを決めたという。
ザハ・ハディッド・アーキテクツ社によると、透かし彫りを思わせる外骨格が、垂直に伸びたような形のホテルに共用スペースを生みつつ、都市空間との仕切りも兼ねているという。
・伝統的に縛られない新しいデザイン
この外骨格の一部はホテルの3階部分でつながり中庭を形成している。ホテルの中空には複数の通路があり、12基のガラスのエレベーターが見事な眺めを作っている。