池上彰のおかげ!? 仮想通貨ビットコインで「11億円稼いだ男」衝撃の儲け方

日刊大衆

池上彰のおかげ!? 仮想通貨ビットコインで「11億円稼いだ男」衝撃の儲け方

 怪しいものじゃないのか? 本当に儲かるのか?――踏み出した者だけが得られる“巨万の富”。その秘密とは!?

■3分で分かる「仮想通貨」の仕組み

 仮想通貨(暗号通貨とも呼ばれる)とは、1万円札や100円硬貨のように実体を持たないが、通貨と同じく価値を持つ電子データのこと。ドルや円と交換できたり、徐々に広まりつつある仮想通貨対応の店舗で商品を買うこともできる。仮想通貨を理解するうえで欠かせない概念は3つ。筆頭は「ブロックチェーン」と呼ばれる技術だ。これは銀行にたとえるなら、すべての利用者が共通で使用する巨大な通帳のイメージになる。次に「マイニング」だが、これは仮想通貨の取引を記録する作業を意味し、銀行でいう通帳の記帳にあたる。最後に「取引所」。これは文字通り、仮想通貨を売買・保管する銀行だと考えてよい。取引所がハッキングされる事件が頻発しているが、これは、いわば“銀行強盗”事件のことなのだ。

■工場勤務のサラリーマンから「億り人」へのサクセスストーリー

 一攫千金とは、まさにこのこと――。わずか1年足らずで11億円を稼ぎ出した男性がいる。額が額だけに、「賞金額が莫大な海外の宝くじに当せんした?」などと邪推してしまうが、そうではない。答えは、流行中の仮想通貨だった。

 仮想通貨(暗号通貨とも)というと、詐欺事件やハッカーらによる不正引き出し事件の印象が強いだろうが、「通貨の保管方法を間違わなければ大丈夫。現在の状況だと、99%の確率で6~8年後には66倍になっていると思います」と、仮想通貨アナリストのナカモト・ヤスシさん(34)は断言する。彼こそが、仮想通貨で11億円を稼ぎ出したご本人なのだ。その“最速億り人”に、自身のサクセスストーリーから極秘の儲け方まで、独占告白してもらった――。

「僕が資産運用に興味を持ったのは、池上彰さんのおかげ。当時はまだ10歳でしたが、バブル真っ最中で、池上さんが分かりやすくNHKの『週刊こどもニュース』で、株投資の仕組みを解説してくれたんです。子ども心に“へー、こんな世界があるんだ”って思い、独学で株について勉強を始めたんです。初めて株を買ったのは大学生になってからですね。僕が株式投資を始めた時期は、ITバブルのど真ん中の頃だったので、IT系の優良企業の株を数十万円で買ったら、数百万円になりましたね」(ナカモトさん=以下同)

 ナカモトさんは、大学院卒業後に食品メーカーに就職。毎日、工場で作業をする日々を送り、この当時の年収は300万円程度だったという。「株を始めて8年で、儲けが数千万円くらい出ていたので、会社を辞めました。それで、ファイナンシャル・プランナーとして独立開業したのが2009年です。仮想通貨のことを知ったのは、その5年後でした。当時、仮想通貨のビットコインは、1ビット12万円でした。そもそも1ビット1円程度だった仮想通貨がすでに12万円になっていたんですからね。だから、“しまった! 12万倍も出遅れた!”と思いましたね(笑)」

 仮想通貨の仕組みや詳細は上記を参照していただくとして、まず、仮想通貨には主要銘柄だけでも10種類以上ある(細かなものを入れれば2000種類超)。仮想通貨はよく金の採掘にたとえられるが、仮想通貨の採掘業者(マイニング業者)がインターネット上で発生する通貨を掘り出して、仮想通貨の取引所に流し、投資家は取引所を通じて売買する仕組み。取引所も複数あり、ビットフライヤー社(※1=大手の仮想通貨「取引所」。他に「ビットバンク」「ザイフ」などが有名。株投資を行う際の証券会社と考えればよい)が最大手だ。仮想通貨は紙幣や硬貨のように実体はないが、それがどれだけ普及したかによって価格が暴騰もするし、下落もする。取引所には日々、投資家から売買注文が入り、仮想通貨の銘柄が取引されるところは株式市場と同じだ。

■通貨として認める法律が成立

「お話ししたように14年に初めて仮想通貨の存在を知り、その後、投資のタイミングを見計らっていました。すると16年になって、日本では仮想通貨を円やドルなどと同じく、通貨として認めるという法律が成立したんです(※2=通称「仮想通貨法」。施行されたのは17年4月1日)。その結果、一般のお金と同じように仮想通貨で買い物できるようになってきました。一部の家電量販店では、仮想通貨で新型の8Kテレビでも何でも買うことができます。面白いところでは、新宿・歌舞伎町の一部の夜のお店でも使えます。特殊な端末に携帯電話をかざすと、保有している仮想通貨で飲み代を支払える仕組みになっているんです」

 仮想通貨は通常の貨幣と同様、流通量が多く、使用している人が増えれば増えるほど価値が上がる。「仮想通貨法は、いわば日本政府から“ビットコインは通貨ですよ”と、お墨付きを得たようなもの。仮想通貨ってなんだか怪しいなと思っていた大衆の不安が一気に払拭されたわけです。ですから、僕は“法律が施行されたら、企業も安心して取引に参入してくるだろうな”と考えたんです。僕が仮想通貨を知ったときには1ビット12万円でしたが、それからいったん2万円まで暴落し、さらに10万円まで戻ってきていました。いよいよ仕込み時期かと思い、17年1月から2月にかけて、5000万円ほどビットコインを買いつけていきました」

 すると、昨年12月半ば、ビットコインは1ビット230万円という過去最高値をつけた。ナカモト氏が買ってからわずか1年足らずで、その価値が23倍に跳ね上ったのだ「5000万円×23倍」だから、しめて11億円の含み益。ところが、その直後、日本銀行の黒田東彦総裁が「(ビットコインは)単なる投機の対象となっている。異常に高騰しているのは事実だ」と発言したため、1ビット130万円にまで大暴落したのだ。現在は、1ビット75万円前後(7月10日時点=以下同)で取引されているが、それでもナカモトさんは、「5000万円×7.5倍」で3億5000万円以上の資産を1年半で手にした計算だ。天井での売り時を逃したようにも思えるが、ナカモトさんは平然としている。

「逆に値下がりしている今が、買っておくチャンス。僕もちょこちょこ買い増しています。僕の試算では、ビットコインの最低価格は1ビット65万円程度。これはマイニング業者のコストなどから計算しています。ですから、75万円前後という価格は、“底値圏”に近いと言えます」

■6年後に5000万円になる!?

 では、もう一度、1ビットコイン=230万円という暴騰を見せるのか?「仮想通貨は、普及すればするほど価格が跳ね上がる仕組みです。つまり今、どのくらいの人がビットコインを持っているか、それが将来、何人が持つようになるのか、その倍数に現在の価格をかけたら、将来のビットコインの適正価格が弾き出せるはずです。世界に75億人が暮らす中、まだ2500万人しかビットコインを持っていないわけですから、非常に少ないんです。こうした状況を考慮して計算してみると、6~8年後、1ビット75万円ではなく5000万円~1億円が、適正価格になっているはずです」

 仮に8年後、1ビット=5000万円になると仮定した場合、その価値は現在値の約67倍になる。「自信はあります。政府が管理する既存の通貨のほうが、やっぱり信用できるよね……となって、仮想通貨が先細りとなる可能性は1%あるかないかでしょう。僕が30年前に、ヤフー株が上がりますよと周囲に薦めても、ITバブルが来る前ですから、おそらく誰も信じなかったでしょう。仮想通貨も、それと同じことだと思います」

 ただし、いくつか注意しておきたいポイントもあるという。今年1月、仮想通貨取引所のコインチェック社が、外部からハッキング攻撃を受け、同社が保管していた仮想通貨ネムの顧客資産のほぼ全額が、不正に引き出されていた。被害総額は約580億円。それを受け、ナカモトさんに仮想通貨取引の開設から、安全な資産の保管方法まで解説してもらおう。

「まず、どの銘柄を買うかですが、僕はビットコインをお薦めしています。円やドルという基軸通貨には日本やアメリカという発行母体がありますが、その国の金融政策によって、その価値は簡単に変動します。そうしたリスクを低減できるのが仮想通貨です。つまり、発行母体がなく、円やドルに代わる世界基軸通貨を目指すというのが、仮想通貨の究極の理想なんです。ところが、主要な仮想通貨と呼ばれている銘柄であっても、銀行や大手企業などの“発行母体”を持っていることが多いんです。これでは、国家が発行する通貨と同じになってしまいますが、唯一、ビットコインだけは、発行母体のない仮想通貨なんです」

■ザイフ、ビットバンク、ビットフライヤーを推奨

 では次に、どの取引所を使うかだ。コインチェック事件の例もあるため、ナカモトさんは、「できるだけセキュリティがしっかりしている取引所がいい」という。

「その意味では、ザイフ、ビットバンク、ビットフライヤーの3取引所のいずれかを推奨します。たとえば、ザイフに決めたら、携帯やPCで検索をかけて、まずアカウント(会員資格のようなもの)を作成します。あとは、そのアカウントを通じて取引するだけです。購入も、1ビット単位、今なら75万円ないと買えないと思っている方がいるかもしれませんが、それは大間違い。数百円から購入することも可能ですから、ご自分の手持ち金と相談して無理なく投資できます。取引所に支払う手数料も、株式などに比べると、はるかに安いので安心ですね」

 最大の問題は保管方法。「取引所の顧客資産流出は、預金している銀行が強盗に襲われるようなものです。だからこそ、より安全な場所に通貨を預かってもらえばいいんです。僕がお薦めするのは、ブロックチェーン・ウォレット(※3=スマホで操作可能。メールアドレスとパスワードを設定すれば、すぐに利用できる)ですね。検索すれば無料のアプリがありますので、ダウンロードして指示に従って使用してください。あとは、そこへ購入した通貨を振り込んでおくと、銀行強盗にあうこともありません。去年、仮想通貨の詐欺が横行しましたが、ウォレットに残していた人だけは無事でしたから」

 そう言い残して、取材先だった湾岸沿いの高級ホテルのラウンジを後にしたナカモトさん。工場勤務のサラリーマンから転身し、億万長者になった彼の腕には、1000万円はする高級腕時計が輝いていた――。

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