文明との接触を拒むアマゾンの部族、最後の生存者の姿が確認される(ブラジル)

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文明との接触を拒むアマゾンの部族、最後の生存者の姿が確認される(ブラジル)
文明との接触を拒むアマゾンの部族、最後の生存者の姿が確認される(ブラジル)

image credit:Survival International

 ブラジルの熱帯雨林で文明との接触を拒みながら暮らす、アマゾンの先住民族唯一の生き残りがカメラに捉えられた。

 カメラが目撃したのは、木を切り倒そうと試みる半裸の男だ。彼はふんどしのようなものを身につけ、長い髪を後ろで結んでいる。


The Last of his Tribe

・22年間たった一人で

 ブラジル政府当局者は、彼のコミュニティが土地開発を進める人々によって襲撃を受けて以来、22年間1人で生きてきたと考えている。

 1980年代、無秩序に行われた植民地化、農地開発、違法伐採などによって、それまで隔絶した環境で暮らしていた先住民は後退を余儀なくされた。

 このために彼らは土地から追い出され、次々と命を落としていった。

 1995年後半に起きた農民による襲撃によって、それまでにすでに6人にまで数を減らしていた部族はたった1人になってしまった。この犯人は未だ処罰されていない。

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image credit:Acervo/Funai

・唯一の生き残りを保護すべく立ち入り禁止区域に

 1996年6月、もともと部族の土地だった場所が明らかにされ、そこに男性が生きていることが確認されたことから、その周囲は立ち入り禁止地域に指定された。

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アマゾン部族の唯一の生存者によって建てられた「マロカ」と呼ばれる藁ぶきの家
image credit:Survival International

 彼は今、タナル(Tanaru)先住民保護地で暮らしている。

 男性とは接触が試みられたが、男性側はよそ者と関わりたくない態度をはっきりと示している。

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image credit:Acervo/Funai

・深い穴を掘る「穴の中の男」

 伝えられるところによると、男性の健康状態は良好で、狩猟や農耕ができるそうだ。

 彼は深い穴を掘ることで知られていることから、「穴の中の男」というニックネームで呼ばれている。穴は身を隠すためか、獲物を捕らえるためのものだと考えられている。

 国立先住民保護財団の地元コーディネーターを務めるアルタイル・アルゲイヤー氏は、「男性は仲間や文化的な習慣まで何もかもを失くしています。それでもなお、藪の中で1人で生き残り、社会と関わることに抵抗しています」と話す。

 ここ10年の間に、57度の観察情報が寄せられたが、過去5年では伐採者などによる侵害は起きていないという。

References:survivalinternationalexpress/ written by hiroching / edited by parumo
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