浜崎あゆみ・ニューアルバムのジャケ写が「パクリ」と叩かれた理由 (2/2ページ)

まいじつ

《安室ちゃんのと被ってない?モノクロだからかな?》
《また、誰かのパクリちゃうの?》

ちょっと似ていれば、自分の知識の浅さも顧みずになんでも「パクリ」と叩くネットの幼稚さも困ったものだが、浜崎あゆみがオリジナリティを欠いているのも否めないところがある。

例えばインスタグラムを使ったジャケット画像の公開は、2016年にPerfumeが先駆けて行っている。そのときは1日に129枚もの画像を一気に投稿し、それらをパズルのように組み合わせることでアルバムのイメージを伝えるという緻密で硬度なものだった。ネット上では《Perfumeのインスタが最高にクールでカワイイ》などと絶賛の嵐だったが、今回の浜崎にはそういう声は皆無だ。

たった9枚の画像を投稿しただけで、猫も杓子もインスタグラムを使うようになった時代にやっても今更感しかないからだろう。

浜崎は過去にもマドンナやビヨンセ、カイリー・ミノーグといった海外アーティストのPVや衣装を“パクった”と思わせることをしてきた。実際に指摘もされているだろうが、浜崎から答えは一度もない。

誰かのアイデアをヒントにすることは文化の歴史の中では当たり前のことだが、一流のアーチストなら、そこに自分ならではの創意工夫を重ねて新たな価値を加えるのは当たり前のことだ。

浜崎あゆみには、かつて一世を風靡したキラメキとオリジナリティを取り戻してほしいとファンは願っている。

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