世界遺産になる日も近い?ポーランドの華麗なる港町、グダンスクを散策 (3/4ページ)
ワルシャワやクラクフの旧市街にある広場とは違って、人が集まる広場というよりはむしろ通りのような構造がユニークです。
広場には、グダンスク旧市街のシンボル的存在であるネプチューンの噴水があります。こうして海の神を大切にしているのも、港町ならでは。
色とりどりの建物が並ぶ通りでひときわ目を引くレンガ造りの大きな建物が、14世紀に建設が始まった市庁舎。そのどっしりとしたたたずまいと、天を射るような端正な尖塔が、カラフルな建造物が連なる町並みにアクセントを与えています。
高さ82メートルの尖塔の上には、16世紀のポーランド王であったジグムント2世の黄金の像が。現在、市庁舎の内部は博物館として公開されていて、「赤の広間」と呼ばれる評議会室をはじめ、豪華な部屋が見学できます。
ドゥーギ広場を過ぎて「緑の門」をくぐると、港町グダンスクを象徴する旧港の風景が目に飛び込んできます。
運河にはボートが停泊し、運河沿いにはレストランやグダンスクの名産品である琥珀を売る土産物屋などが軒を連ねます。
このモトワヴァ運河は、ハンザ同盟時代から19世紀ごろまでは多くの船が行き交い、港湾都市らしい活況を呈していました。