色のグラデーションが絶妙!ダークレインボーな毛皮と大き目のサイズ感が魅力のインドオオリスにズームイン!
森の中を歩いていて、頭上の枝を色鮮やかな何かが渡っていったら。
まずは鳥かなと思うだろう。いや、場合によっては虫かもしれない、チョウチョウとか。
けれども、そこがインドの森だった場合には、鳥でも虫でもなく哺乳類だったりする可能性があるのだ。カラフルな毛皮を持つインドオオリスかもしれないのである。
・サル並に大きなリス
インドオオリス、またの名をマラバルオオリスは、頭の天辺から尻尾の先までで1m近くある。尻尾を除いても約40cmだ。体重は2~3kgあるので、例えどんなに懐いても、「手乗り」にするのは難しそうだ。
Juhoさん(@_j_u_h_o_)がシェアした投稿 - 2015年 1月月7日午後1時13分PST
比較のために、例えば、シマリスの体長は頭と胴で12~19cm、それに加えて尻尾が10cm前後だから、身体が3~4倍、尻尾にいたっては6倍の長さということになるのである。
そんな大きさだから、リスと認識するのは少々難しい。実際にリスの専門家である、アリゾナ大学のジョン・コプロウスキ教授も、初めて見たときには、「リスというには大きすぎる――むしろサルのようだ」と思ったそうだ。
Malabar giant squirrel in Kerala national forest eating a cookie
・カラフルな毛皮
さて、サイズ感と並んで特徴的なのが、毛皮の色合いだ。哺乳類では一般的な黒、茶色、ベージュといった色合いの他に、赤や紫といった色まである。
Indian Giant Squirrels pic.twitter.com/PGjHwin34B
— Leesha Hannigan (@LeeshaHannigan) 2017年6月13日
Dnevna doza lepogさん(@dnevnadozalepog)がシェアした投稿 - 2017年12月月13日午前4時12分PST
だが、鳥の場合と異なり、このカラフルな毛皮は見せびらかすためのものではない、とコプロウスキ教授はいう。
「密集した樹木の下では、陰の中で、暗い色を寄せ集めたまだらの毛皮は、捕食者に発見されることを避けるために機能します」
「それが、日光の下では『本来の色』を取り戻し、美しい毛皮を見せてくれるのです」
Charly KCさん(@charly.kc)がシェアした投稿 - 2016年 9月月1日午後9時37分PDT
また、フカフカした大きな耳と、力強い前肢も特徴的だ。
@wild_life000がシェアした投稿 - 2017年 9月月12日午前5時09分PDT
・人間との関係
インドオオリスの住みかは、インド東部または南部の森林の樹冠だ。木々の間を跳び歩いてエサを探し、地面にはほとんど降りない。
現時点では、インドオオリスはIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにおいては「低危険種」となっている。近いうちに絶滅する恐れはほぼないということだ。
とはいえ、インドオオリスの個体数は年々減少している。このまま放置すれば、いずれは絶滅の危機となるかもしれない。
「真の脅威は、生息地である森林が徐々に失われ、また弱まりつつあることです」とコプロウスキ教授。人間の移住と気候変動の影響だそうだ。
だが、良いニュースもあるという。「インドオオリスは広く分布しており、また、人間の存在を許容することもできるようです。密度が高くないならば、人間の家があっても大丈夫なほどです」
Indian giant squirrel | Malabar giant squirrel |(Ratufa indica)
コプロウスキ教授によると、インドオオリスはとても古くから存在するリスのグループに属するそうだ。長いことかかって、独特の進化を遂げてきたのである。
願わくは、今後も末長くインドの森に存在し続けてほしい。
References: wild_life000 / Cheezburger / The IUCN Red List of Threatened Species / ## など / written by K.Y.K. / edited by parumo