「夏の甲子園第64回大会」池田の“やまびこ打線”が荒木大輔に襲い掛かる (2/2ページ)
終わってみれば14‐2の圧勝であった。この後、池田は準決勝の東洋大姫路(兵庫)戦に4‐3で勝利してついに決勝戦へと進出。その決勝戦で再び猛打が炸裂することとなる。
相手は古豪の広島商だった。池田打線は初回簡単に2死を取られたが、3~5番の3連打で満塁とすると押し出しの四球。さらに下位打線に3連続の適時長短打が飛び出して一気に6点を先取したのである。5回表にも1点を追加すると、続く6回表にはまたも2死無走者から怒濤の7連打が飛び出して一挙、5点。これを畠山の力投で広島商打線に2点しか許さなかった。12‐2の粉砕劇だった。実は池田の蔦監督は過去に春夏の甲子園決勝で2度、惜敗していた。まさに“3度目の正直”で全国の頂点に立ったのである。池田はこの翌年も春優勝、夏はベスト4と、高校野球に一時代を築くこととなる。
(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=