奈良県勢初の「夏の甲子園優勝」天理の“傷だらけの死闘”! (2/2ページ)

アサ芸プラス

前回の教訓を生かし、189センチのエース・南竜次(元・日ハム)と190センチの2年生・谷口功一(元・読売など)という大型右腕2枚をそろえた強力な投手陣だった。初戦で愛工大名電(愛知)を6‐1で一蹴すると、2回戦の成田(千葉)戦は1‐2からの9回裏に3安打を集中しての逆転サヨナラ勝ち。3回戦の仙台育英(宮城)戦は南が4安打完封の6‐0、準々決勝の丸亀(香川)戦は南ー谷口の完封リレーで7‐0とほぼ完勝の形でベスト4へと進出する。

 準決勝の西日本短大付(福岡)は苦戦したものの、4‐4の同点で迎えた9回裏に今大会2度目のサヨナラ劇を演じ、ついに夏の甲子園2度目の決勝戦へと駒を進めたのである。

 決勝戦は、甲子園春夏通じて県勢初の決勝戦進出で盛り上がる沖縄水産が相手。試合は天理の南、沖水の神谷善治という両エースの投げ合いとなったが、4回表に中犠飛で挙げた1点を南が守り切った。特に9回裏は1死二塁という一打同点のピンチを迎え、場内も沖水同点への期待の声援が高まる中、最後の打者の左翼線への大飛球を大ファインプレーでアウトにし、栄光へと飛び込んだのだ。

 奈良県勢として2度の夏制覇を果たした天理を破って甲子園出場を果たした奈良大付。果たして甲子園で大暴れなるか。

(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=

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