天才テリー伊藤対談「水野雄仁」(3)長嶋さんは本当にスケールが違う! (2/2ページ)

アサ芸プラス

それは怒られたでしょう?

水野 はい。その頃の長嶋さんは選手を怒ることはありませんでしたが、一緒に1軍投手コーチを務めていた鹿取(義隆)さんと僕は長嶋さんの部屋に呼ばれて「何やってるんだ!」と、さんざん怒られるわけです。

テリー それも仕事のうちですものね、大変だ。

水野 でも、長嶋さんはすごいんです。次の日の朝、サウナで監督とバッタリ会ってしまったんですね。さすがに気まずいので「監督、昨日はすみませんでした」とあらためて謝ると、「うん? 何かあったか?」と返されて。昨夜あんなに怒っていたことを、もう覚えてないんです(笑)。

テリー アハハハハハ、さすがミスターですね。

水野 怒りを引きずらないのにはずいぶん救われましたけど、やっぱり3年間は大変で、命が縮むかと思いました。それだけに、00年にON決戦で日本一になった時は、本当にうれしかったですね。その時は、長嶋さんに新橋にある京都料理のお店に連れて行ってもらって、松茸のフルコースをふるまってもらったんです。

テリー 僕、その優勝で胴上げされた時のユニホームをいただいたんですよ。

水野 それはすごい、貴重ですね。確かに、僕なんかも長嶋さんが同じスーツを着ているところ、見たことないですよ。毎日着るものが違いますから。そんなふうに一事が万事、やることのスケールが違って、本当に憧れの存在です。

テリー ミスターには、20世紀の最後と21世紀の最初に巨人を日本一にする、という夢があったんですよね。できれば、かなえてほしかったなァ。

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