うんざり。「のろけ話」に対する本音
「のろけ話」と聞いて、みなさんはどんな話を想像しますか? 「あー、はいはい……」と気のない返事をしてしまうもの? それとも、思わず微笑んでしまうもの? 今回は、聞くとうんざり、でも舞い上がっているとついやってしまいがちなNGのろけから、ほっこりのろけまで、みなさんが聞いてきたさまざまなのろけ話について調べてみました。
■やっぱり、のろけ話ってウザいもの?
人の恋の話というと、つい羨ましさから来る嫉妬と相まって、うっとうしく感じてしまう人もいるかもしれません。まずは、のろけ話にうんざりしている女性の割合を調べてみました。
◇のろけ話にうんざりしている女子は多い?
Q.これまで他人の「のろけ話」でうんざりした経験はありますか?
ある(45.3%) ない(54.7%) ※有効回答数395件
およそ半数が、のろけ話にうんざりしたことがあるという結果に。では、いったいどんなのろけ話が人をうんざりさせてしまうのかを聞いてみました。
◇耳をふさぎたい……うんざりするのろけ話のパターン
☆同じ話がエンドレス
・「何度も同じ話をする。幸せでうれしいのはわかるが飽きる」(25歳/医療・福祉/専門職)
・「とにかく同じ話や前聞いた話を延々と繰り返す知り合いがいて、まいりました。ちょっとだけ聞いてと言われて、3時間もつかまったことが……」(25歳/小売店/事務系専門職)
☆自慢のオンパレード
・「どこどこに旅行に連れて行ってもらったなど、自慢が混じるのろけ」(25歳/学校・教育関連/その他)
・「お金持ちの彼氏で、旅行にどこへ行った、食事はステーキ、寿司、高級焼肉など自慢ばかりのとき」(27歳/機械・精密機器/事務系専門職)
☆別の話をしても、のろけ話
・「聞いてもないのに、自分の恋話をペラペラ話す」(28歳/金融・証券/事務系専門職)
・「話を変えても、自分ののろけ話に戻してずーっとのろけてくる。ほかの人が別の話をしても、興味なさそうにしている」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
☆愚痴かと思えば……
・「心配性で連絡が多かったり、すぐに迎えにこようとしたりするから困る~とかいう、愚痴に見せかけたのろけ」(27歳/医療・福祉/専門職)
・「愚痴のような感じで話しはじめ、あまりにもひどい話だったので別れを勧めたら『でもやっぱり好きだからもう少し様子を見る』と言い出して、結局のろけ話かと思った」(24歳/その他/クリエイティブ職)
☆SNSが露骨
・「SNSで旦那さんがどこに連れて行ってくれたとか、何を買ってきてくれたとか、逐一報告する知人の投稿にうんざりしたことがある」(29歳/金融・証券/販売職・サービス系)
・「彼氏との旅行写真やおうちデート、同棲スタートなどの写真をたくさんまとめてSNSにアップ。さらに、そこにポエムのようなコメントが添えられている投稿を見たとき」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
恋に落ちると、ついまわりが見えなくなってしまうもの。聞いている側の「もういいよ……」という雰囲気を察することができなくなってしまうこともあるでしょう。ただ、独りよがりがすぎる話し方は、相手を不快にさせてしまう可能性大! そして、直接ののろけ話だけではなく、今の時代はSNSでの「のろけ投稿」に不快感を覚えている人が多いこともわかりました。何を投稿するのも個人の自由ですが、あからさまにのろけすぎるのは気をつけたいものです……。
■うっとりするようなのろけ話もある!
ここまでは、マイナスな印象を与えるのろけ話について探ってみましたが、一方で素敵な話だっていっぱいあるんです!
◇のろけ話は悪いものばかりじゃない
Q.思わずほっこりする、もしくは憧れてしまうようなのろけ話を聞いたことがありますか?
ある(37.7%) ない(62.3%) ※有効回答数395件
「うんざり」よりは少し割合が少なくなったものの、それでも多くの人がのろけ話で温かな気持ちになったことがあると回答しています。せっかくなので、そんなハートフルな話も聞いてみましょう。
◇思わずほっこり&うっとりするのろけ話5選
☆サプライズ報告
・「彼氏ががんばって考えたのであろうサプライズの話。私はあまりされたことないので、すごいなーと思うのとともに、羨ましさが」(23歳/商社・卸/事務系専門職)
・「彼へのサプライズとして、彼女がわざわざ隣の県まで買いに行って選んだ靴のサイズが全然合わず、後日彼氏と2人で取り替えに行ったって話がほっこりしてかわいくて好きです」(27歳/建設・土木/事務系専門職)
☆2人のがんばりを応援したくなる
・「ディズニーランドのそばに住んでみたいという彼女の夢を叶えるために、2人でお金をやりくりして、本当に舞浜に1年間住んだ話」(29歳/自動車関連/その他)
・「動けない彼女のために恥ずかしい思いをしながら生理用品を買いに行ってくれた彼が、お店に着いてあまりの種類の多さに驚き、泣きそうになりながら彼女に電話してきたという話」(32歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
☆初々しさにヤラれた
・「友人の片思いが成就したときの話は大抵ほっこりします。友人が後輩の男の子に告白したのですが、『僕でよろしければぜひ。あなたを支えられるような立派な男になります』と答えたそうです。よくある普通の告白のように思えますが、普段はなよなよしていて頼りない感じの人だったので、その言葉に萌えました」(23歳/建設・土木/その他)
・「好きすぎて緊張してうまく話せない、相手を退屈させているのではないかと心配という話を、付き合っている男女両方から相談を受けたこと」(25歳/小売店/事務系専門職)
☆相手を大切にしているのが伝わってくる
・「すごく旦那さんが奥さん思いで、みんなでその人の家にお邪魔したときも、奥さんのいないところで『うちの人とこれからも仲よくしてやってね』と言ってくれて、奥さんを大事にしていることが伝わった」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「子ども(女の子)の出産間近に名前を考えていて、旦那さんが『○○(奥さんの名前)以上に素敵な名前を僕は思い浮かばない!!』と言ったそう。ユーモアがあってかわいい旦那さんだなあとほっこりした」(34歳/小売店/販売職・サービス系)
☆さりげないのろけ
・「友だちの旦那さんが寝言で、奥さんの名前をよく言うという話を聞いたとき」(29歳/小売店/販売職・サービス系)
・「友達が入籍して1年くらい経ったころ、電話で話しているときに『この人と結婚してよかった』とポロリと言った。幸せが伝わってきて、こちらもうれしくなった」(34歳/その他/事務系専門職)
仲のいい友人の恋が初めて実った話や、日常の些細な幸せ、逆に大胆なプロポーズ話やドラマチックな話など、たくさんの素敵なのろけ話がありました。ユニークなのろけ、さりげないのろけに、聞いているほうは心を動かされるんですね。
■のろけ話から学んで素敵な恋を!
のろけ話が「うんざり」になってしまうのか「ほっこり」になるのか。全体を通して見ると、話し方によっても判断が分かれるのかなと感じました。のろける場合は、聞いた人が楽しめるようなトークになるといいですね。素敵なのろけ話を披露できるよう、素敵な恋に励みましょう!
(真貝まどか)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ 調査日時:2018年7月1日~7月4日 調査人数:395人(22~34歳の未婚女性)