「今日も寒いですね~、ちょっと乗りますよ」 寒さを逃れてバスに乗り込んだ犬。運転手さんの配慮ですやりんこ(チリ) (1/3ページ)
日本では人も犬も暑さにあえぎ、この夏をどうやってやり過ごそうかと考えている。しかし、世界は狭いといってもそんなに狭くもない。今この瞬間にも、寒さに凍えている犬もいるのだ。
南半球は冬なのである。
そんなわけで、チリでは、寒さから逃れようと路線バスに乗り込んできた犬がいたのであった。
・お客さんの飼い犬かと思ってたら
路線バスの運転手をしているクリスチャン・フエンテスさんは、ある日の午前11時ごろ、バス停で一人の紳士を乗せた。
と、その紳士に続いて、茶色の小さな犬が乗り込んできたのである。紳士の連れだろうと思ったクリスチャンさんは、そのままバスを発車させ、一旦犬のことは忘れた。
しかし40分の後。終点のターミナルで降りていく乗客が、「まだ犬が乗ってるよ」とクリスチャンさんに告げたのだ。茶色の犬はどうやら紳士の連れではなく、野良犬だったらしい。
そこで、クリスチャンさんはこの動画を撮影しながら犬の様子を見に行ったのである。
・今は冬、外は寒いから
「バスから降ろす気にはなれなかったんですよ、凍えてましたからね」とクリスチャンさん。
南北に長いチリだが、これは中央付近のマウレでのことである。マウレの緯度は南緯35度付近、北緯ではちょうど関東から近畿にかけての辺りだ。
気温もその辺りの冬と同じようなもので、最高気温が13℃度前後、最低気温は0℃~4℃程度である。